ここから本文です

ソフトB千賀、西武との天王山初戦にまさか7失点 完敗4.5差に

9/16(日) 11:52配信

西日本スポーツ

 ◆西武11-5ソフトバンク(15日・メットライフドーム)

 大事な大事な天王山第1ラウンドを落とした。首位西武との3連戦初戦、先発の千賀滉大投手(25)が5回途中7失点でKOされた。中継ぎ陣も打ち込まれ、大量11失点。打線は快進撃を支えてきた好調の柳田と牧原がともにノーヒットに封じられた。ゲーム差は4・5に広げられたが、下を向いているひまはない。残り2戦を連勝し、望みをつなげる。

【写真】人差し指と中指が大きく開く千賀。お化けフォークの原動力?

■初回から3失点

 痛すぎる敗戦の責任を背負い、千賀が試合後、メットライフドーム名物の108段の階段を上った。その足取りはもちろん重く、表情は険しい。大事な天王山初戦の先発を任されながら、5回途中7失点KO。この一戦が持つ意味を誰よりも理解し、マウンドに上がっていただけに、激しい悔しさを隠しきれなかった。

 「大事な試合でチームに迷惑をかけ申し訳ないです。もう少し冷静になって投げるべきだった。試合に入りすぎた。勝たなきゃいけないと、余計な気持ちが入った」

 強い責任感は、力みへとつながった。初回。先頭の秋山をいきなり152キロ直球で見逃し三振に切ったが、続く源田を3球で追い込みながら、空振り三振を奪ったフォークがベースより大きく手前にはねて振り逃げとなった。その後、内野安打と死球で1死満塁となると、栗山にも追い込んでからのフォークが暴投となり失点。直後に甘い直球を2点適時二塁打にされた。

■責任感が力みに

 1死二塁からは中村、森を連続三振。2013年以来、史上初となる2度目の1イニング4奪三振をマークしながら、あまりにも痛すぎる3点を失った。

 「気合を入れて臨んだ試合だと思う。力が入るのはしょうがない」。工藤監督も千賀をかばったが、力みからか疲れの見え始めた中盤には獅子打線の餌食となった。今宮の適時打で1点差に迫った直後の5回。1死一、三塁のピンチを招くと、浅村に内角直球を左翼席へたたき込まれた。

 痛恨の3ランのショックをひきずったまま、続く山川への初球の変化球は真ん中へ。フルスイングでバックスクリーン左へと運ばれた。さらに栗山にも痛烈な中前打を浴び、ここで降板。プロ入りからメットライフドームでは未勝利。前回7月31日の登板でも球団ワーストタイの1試合5本塁打を浴び、自己ワーストタイの7失点で沈んだ。雪辱のマウンドでも先発としての役目を果たせず、うなだれてベンチへと戻った。

 中盤までに大量リードを奪われる展開を、好調な打線もはね返せなかった。快進撃を支えてきた絶好調の4番柳田と1番牧原が、ともに4打数無安打。2人そろってノーヒットだったのは、8月15日以来1カ月ぶりだ。打のキーマンが封じられたこともあり、打線は西武と1本差の11安打を放ちながら得点は相手の半分以下。「野球というのは本当、ちょっとしたことで変わってくる。そこが野球のおもしろさでもあるし、苦しいところでもある。割り切ってまた明日やっていきたい」。長い階段を上りきった工藤監督は、悔しさを押し殺し、第2戦へと気持ちを切り替えた。

西日本スポーツ

最終更新:9/16(日) 11:52
西日本スポーツ