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ソフトB上林20号 球団高卒5年目は57年野村以来

9/16(日) 11:52配信

西日本スポーツ

 ◆西武11-5ソフトバンク(15日・メットライフドーム)

 11得点と打線が爆発した西武に意地を見せた。7点差の9回1死。上林は腹をくくっていた。「狙っていました。球種もホームランも」。野田の初球スライダーをバックスクリーンに運ぶ20号ソロ。直接対決の初戦は落としたものの、16日の第2戦へ勢いをつけた。

【写真】西日本スポーツを広げて上林を指導する王会長

 高卒5年目でのシーズン20本塁打は、球団では同4年目の1957年に30本塁打を放った野村克也以来だ。「(20本塁打は)ガチガチに意識していた」。昨季は13本塁打を放ち、王球団会長に「30本は打てる」と期待され、まずは20本塁打を目標にしていたからだ。

 昨季の9月は月間打率が1割8分5厘と苦しみ抜いたが、今季は全く違う。2回に右翼線への二塁打、5回には右前打を放つなど今季6度目の猛打賞をマーク。現時点で9月は月別最高の打率3割7分1厘(35打数13安打)。頼もしい成長ぶりを見せている。

 上林の8試合ぶりの一発で、球団では13年ぶりの「20発カルテット」が誕生した。前回の2005年は46発の松中、43発のズレータ、27発のバティスタ、24発の城島で記録。今回は20発の上林、34発の柳田、27発の松田宣、25発のデスパイネだ。チーム本塁打数は西武を上回り、リーグトップの181本塁打を誇る。

 今回の遠征はテニスの全米オープンで日本勢初優勝した大坂なおみと同宿。本人との遭遇はなかったものの「お母さんと会いました」とニヤリ。上林も小学校時代はテニスに興じたといい「サーブを打ち返すのが難しいですよね。差し込まれる」と振り返ったが、テニスのラケットより接触面が小さいバットでバックスクリーンに打ち込んだ。

 首位西武との差は4・5ゲームに広がった。それでも、個人記録のプレッシャーから解き放たれた上林は「一つ楽になった」と肩の荷を下ろした。痛い敗戦の中での光明となった背番号51は、激闘の先にあるゴールだけを見据えている。

西日本スポーツ

最終更新:9/16(日) 11:52
西日本スポーツ