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日ソ共同宣言時、日本が「二島返還」に合意しなかったのはなぜか

9/16(日) 7:10配信

ニッポン放送

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(9月13日放送)国際政治学者の高橋和夫が出演。北方領土問題と日露関係について、ソ連時代にまでさかのぼり解説した。

ロシアのプーチン大統領~前提条件なしに年内の日露平和条約締結求める

ロシアのプーチン大統領は昨日、ウラジオストクでの東方経済フォーラムで、安倍総理大臣に対して一切の前提条件を抜きに、今年までに日露で平和条約を締結するように求めた。さらに、「その後すべての係争中の問題を解決しよう」と呼びかけ、北方領土問題を事実上先送りする姿勢を見せた。以下は、これを受けて会見する菅官房長官。

菅官房長官)日露首脳会談においては、平和条約締結問題についても、両首脳間のなかで忌憚のない意見交換が行われたが、政府としては北方四島の帰属問題を解決して、平和条約を締結する基本方針のもと、引き続き粘り強く交渉がしたい。

飯田)菅官房長官は「北方四島の帰属問題を解決したうえで平和条約を結ぶというのは変わりない」と強調しています。

安倍総理は提案に言及せず

飯田)メールでかなりの質問をいただいています。埼玉県川口市のウィリアムズさんから。「これは北方領土棚上げでなし崩し、ということでしょうか。期限を設けたことは前進かもしれませんが、条約は意味がないのでは?」と。
それから、春日部市のジャスミンさんから。「これは日本からの経済支援が真意でしょうか。なし崩しで北方領土が返ってこなくならないか、心配です」と、かなり危惧している、警戒しているようなメールを多くいただきます。

高橋)交渉で話し合ったこととまったく違うものをパッと振ってくるのは、安倍さんがどういう反応を示すのか揺さぶりをかけたのでしょうか。そこで「そうですね」と言ってしまったら、首相の言質を取ったことになるわけです。さすがKGBだな、と思います。

飯田)これも交渉術ですか。引っかけにきている。

高橋)安倍さんも長く総理をやっていますから、そこはさすがに冷静でしたね。

飯田)総理はその後スルーする形で言及しなかったようです。これを「何も言い返さなかった!」と批判する声もありますが、これは悪い手ではなかった?

高橋)そこで反論して、テレビカメラ前で大議論をしても何も前進はないですから。総理の対応は1つの形かな、と思います。

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最終更新:9/16(日) 7:10
ニッポン放送