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日差し遮り、涼しさ実感 沖縄タイムス記者が「日傘男子」になって歩いてみた

9/16(日) 5:00配信

沖縄タイムス

 最近、日傘を差す男性を見掛けませんか?  長く女性専用とのイメージがあったが、近年、暑さ対策や皮膚がん、白内障の原因となる紫外線対策として、男性も日傘を愛用するようになっている。本紙が男性と日傘の記事を掲載したのは2001年。その後、県内でも愛好会が発足、最近では「日傘男子」という言葉も聞かれるようになった。実は、男性と日傘の関わりは、琉球国時代までさかのぼる。日傘の効果、歴史をたどってみた。(特報・新崎哲史)

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 7日正午すぎ、観光客でにぎわう国際通り。片道1・6キロの距離を「日傘を差さない」「日傘を差す」で往復し、体温の上昇率を比べた。

 約2キロのリュックを背負い県庁前交差点を出発。クーラーの効いた社内で計った体温は36度5分。街路樹の影を避け、日差しの中を歩いて約10分後。額には、じわりと汗がにじむ。信号で立ち止まると、強い日差しで、肌が露出した部分にジリジリと熱を感じる。

 この日の本島中南部の紫外線指数は「非常に強い」。気温は30度となり、残暑と言えない暑さだ。約25分かけて安里三差路に到着した。この時、体温は36度9分。体は熱でほてり、4分も上昇していた。

 食堂に入り、氷水を一気飲みした。40分たっても体温は1分しか下がらない。諦めて、今度は日傘を差して復路に戻る。

 人生初めて差した日傘。「涼しい!」。日傘が作り出す陰に驚嘆する。だが、女性社員から借りたかわいらしい日傘は、ちょっと「恥ずかしい」。

 傘の陰を風が通り、体の熱を冷ましてくれる。直射日光を受けた時に感じた体温の上昇も感じない。

 ただ、国際通りは行き交う人が多い上に、店前で立ち止まる人も多く、日傘が当たりそうになることも。雨の日とは違う歩き方に慣れるのが難しい。

 復路を歩き終えると体温は37度1分で3分上昇。わずかだが、日傘があった方が体温の上昇率は低かった。

最終更新:9/16(日) 5:00
沖縄タイムス