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琉球士族も日傘を愛用していた 中国から輸入、ステータスの象徴

9/16(日) 5:05配信

沖縄タイムス

 「薩摩武士は刀、琉球士族は日傘を差している」

 沖縄県立博物館・美術館の田名真之館長は指摘する。同館所蔵の「首里那覇港図屏風」には、何十人もの士族の男性が日傘を差す様子が描かれている。

 田名館長は「中国側に残る当時の行政文書には琉球に大量の傘を輸出した記録がある。暑い沖縄の必需品であるとともに、士族のステータスを示すものでもあっただろう」と話す。残された資料からは、戦前までは男性でも日傘を差す習慣があったと見られる。

 琉球歴史研究家の上里隆史さんも「沖縄の強い日差しをガードするものとして、現在『ハチマチ』と呼ばれる冠の前にはターバンを巻いていた。16世紀の欧米人の記録で『(琉球人の)その皮膚は白く』と述べているものもある。当時から琉球の人は紫外線対策をしていた成果ではないか」と指摘する。

最終更新:9/16(日) 5:05
沖縄タイムス