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安室さんラストライブ「騒げ! 沖縄!」「最後まで笑顔だった」

9/16(日) 8:45配信

沖縄タイムス

 「ずっとファンで居続けたい」「勇気をくれた」「ありがとう」。沖縄で生まれた平成の歌姫、安室奈美恵さんのラストライブがあった15日、宜野湾市の会場には安室さんの現役最後のパフォーマンスを胸に刻もうと県内外からファンが結集した。魅力的な歌やダンスはもちろん、ぶれない生き方や優しさで25年余、多くの人々を魅了してきた安室さん。会場周辺にはチケットが取れなかったファンも集まり、ライブが終わっても鳴り響く「奈美恵コール」で感謝の気持ちを伝えた。

 午後8時前、Tシャツに赤いブーツ姿の安室さんが登場すると、大歓声が湧き起こった。最後のライブで披露したのは8曲。希代の歌姫は最後まで笑顔でステージを後にし、会場には「奈美恵コール」が鳴り響いた。

 小学生の頃から応援しているという赤嶺健作さん(31)=豊見城市=は「安室さんらしい終わり方だった」と感慨深げ。歌の途中で安室さんが「騒げ!  沖縄!」と叫ぶ場面があり「もう一度『沖縄』が聞けてうれしかった」。引退は寂しいが「これからは仕事がつらくても、安室さんのように謙虚で素直な気持ちを忘れずに過ごしたい」と話した。

 沖縄市の飲食店従業員、上原成美さん(28)は同級生の川畑亜以未さん(28)と一緒に楽しんだ。「きょうのライブは一生の宝。安室ちゃんと笑顔で『さよなら』できたのが良かった」と声を弾ませた。「貴重な時間をファンの皆さんと過ごすことができたのが良かった。明日からは安室ちゃんのように芯のある女性を目指したい」と語った。

 うるま市の伊藤美菜さん(29)は「25年間の歌を大事にしたい。ありがとう」と涙ぐんだ。妹の可菜さん(25)=沖縄市=は「最後は笑顔で見送りたい」とすがすがしい様子だった。

 夫婦で訪れた有村味希さん(39)=東京都=は「安室ちゃんがステージに出てきた瞬間に『終わりがくるんだ』と思い涙が出た」。高校生の時はファッションをまねた「アムラー」。恋愛から結婚、出産と全ての節目の場面に安室さんの曲があったという。

 「安室ちゃんは最後まで笑顔だった。ファンの最後の奈美恵コールも思う存分させてくれたんだと思う。引退は時間をかけて受け止めようと思う」と話すと、目に涙を浮かべた。

 ファン歴二十数年という三重県の会社員、大阪由香さん(41)はこの日のために駆け付けた。1996年から毎年欠かさずコンサートに通い詰め「それが私の全てだった。明日から何を生きがいにしたらいいか分かりません」と戸惑いの表情も。それでも引退間近の時間を共に過ごせたことに「最高でした。笑顔がいっぱいでめちゃくちゃかわいかった。この上ない幸せです」と目を潤ませた。

最終更新:9/16(日) 11:00
沖縄タイムス