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足利尊氏肖像画、現物広げ170人どよめき 寺崎さん、発見の裏話披露

9/16(日) 11:24配信

佐賀新聞

 NPO法人高遊外売茶翁(ばいさおう)顕彰会の「佐賀おもしろ学講座」が始まった。初回の13日は佐賀市柳町の浪漫座で、室町幕府の初代将軍足利尊氏(1305~58年)を描いたという肖像画の写しを所蔵する寺崎正さん(佐賀市出身)が講演した。寺崎さんは肖像画の現物を広げ、約170人の参加者らはどよめいて身を乗り出した。

 寺崎さんは3年前に古美術品の交換会で尊氏像を購入した。肖像画に人物の功績などを書き記した「讃(さん)」と呼ばれる文が黒ずんでいて読めず、詳しいことが分からないまま「ついでに買った」という。

 クリーニングすると尊氏の送り名「長壽寺殿(ちょうじゅじどの)」が表れ、尊氏と判明したという。寺崎さんは「交換会でもっと値がつり上がったら買っていなかったかもしれない」として「ちょうど良いプレゼントをもらった」と笑顔を見せた。

 参加者からは「どうして写しと分かったのか」と質問があった。寺崎さんは掛け軸に使われている布が作られた時代や讃の文章の精度で素性が分かると説明。参加した原憲義さん(73)=神埼市=は「将来は教科書に載るのでは」と期待を寄せていた。

 講座は各分野の専門家を招き佐賀の文化を学ぼうと毎年開いている。唐津市の名護屋城博物館を訪ねる現地研修も含め全10回を予定。問い合わせは同会、電話0952(65)2152。

最終更新:9/16(日) 11:24
佐賀新聞

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