ここから本文です

オスプレイ、九州新幹線…佐賀の課題触れず 聴衆「聞きたかった」 自民総裁選演説

9/16(日) 10:36配信

佐賀新聞

 自民党総裁選で両候補そろっての地方遊説が始まった15日、九州では佐賀市で安倍晋三首相、石破茂元幹事長が街頭に立ち、経済政策などを闘わせた。事実上の首相選びとあってJR佐賀駅南側の中央大通りは次期リーダーの生の声を聞こうと、1200人の県民でひしめき合った。両候補への拍手は互角だったが、中には「安倍やめろ」などのヤジも飛んだ。佐賀空港への自衛隊輸送機オスプレイ配備計画や新幹線整備の問題など佐賀県が抱える国政課題への言及は両候補ともなく、党員からは「残念だった」との声も漏れた。

 午後5時すぎに安倍首相が姿を見せると大きな歓声が上がった。数分遅れて石破元幹事長が到着、両候補が一緒に街演カーに上ると「安倍さーん」「石破、頑張れ」と次々に声援が飛んだ。

 嬉野市から来た自民党員のパート女性(39)は「ここに来るまでは安倍さん支持に傾いていたが、石破さんの演説に心をつかまれた。佐賀のことをよく勉強していた」。石破氏は唐津市のコスメティック構想や県内の外国人延べ宿泊者数が全国2位になったことを演説に盛り込んだ。

 無党派層も多く来場し、佐賀市の日向重夫さん(68)は「安倍さんの強引な政治姿勢は評価していない。話もテレビで見るのと同じだった」。佐賀市の公務員男性(48)は「安倍さんの憲法改正にかける強い気持ち、石破さんの地方を盛り上げようという意思が感じられて良かった」と受け止めた。

 両候補が登壇する前、マイクを握った県選出国会議員らは「佐賀には国政課題が山積している」と水を向けていたが、両候補はオスプレイ配備や国営諫早湾干拓事業の開門問題には触れずじまい。小城市の主婦(73)は「国政課題も語ってほしかった」と注文を付けた。

最終更新:9/16(日) 10:36
佐賀新聞

Yahoo!ニュースからのお知らせ