ここから本文です

ランキング2位浮上のARTA、逆転チャンピオン獲得に向け気合十分|スーパーGT第6戦SUGO

9/17(月) 0:12配信

motorsport.com 日本版

 スポーツランドSUGOで行われたスーパーGT第6戦。2位表彰台を獲得した#8 ARTA NSX-GTの伊沢拓也、野尻智紀は逆転チャンピオン獲得に向け、次戦オートポリスが重要になると気を引き締めていた。

【リザルト】スーパーGT第6戦SUGO決勝正式結果

 3番グリッドから決勝に臨んだ8号車は、伊沢がスタートを担当。ウエイトの軽い#12 カルソニック IMPUL GT-Rと2番手争いを繰り広げた。

「昨日と比べて暖かくなったし、使っているタイヤとかを考えればみんな満足いく状態ではなかったと思うんですけども、そんな中でクルマの状態は非常に良かったです」

 伊沢はそうを振り返った。

「1回は12号車を抜くことができました。その後また抜かれてしまって、純粋なペースではそこには敵わないなという感じでしたが、なんとかうまくポジションをキープして野尻選手にバトンを繋げたかなと思います」

 野尻が担当したレース後半、#12 カルソニック IMPUL GT-Rがトラブルによりペースダウン。これで#8 ARTA NSX-GTが2番手に浮上した。

 その後、GT300クラスの車両がクラッシュしたことによりセーフティカーが出動。 野尻は残り6周から、トップの#100 RAYBRIG NSX-GTをドライブするジェンソン・バトンとのバトルを展開した。

 しかし続発するクラッシュや、ファイナルラップに突如コース上に現れたドクターカーの影響もあり、逆転は叶わず2位でフィニッシュとなった。

 バトンを抜くことができたかと訊かれた野尻は、「もっと接近戦に持ち込めたかなというのはあります」と答えた。彼は、たとえそういった障害がなくても、バトンのミス待ちになっただろうと語った。

「あれが何のクルマだかよく分からないですけど、怪しい動きをしていたのが見えました。距離を取らないと行き場がなくなって後ろに抜かれる可能性もあったので、一旦そこで(100号車から)離れるしかない部分もありました」

「セーフティカーが出た時は一発チャンスがあるかなと思いました。ペース的には僕の方がちょっとずつ良いのかなというくらいでしたけど、そんなに簡単に抜けるレースでもないし、イエローとかがなくても相手のミス待ちになったかなという感じですね」

「(優勝できず)悔しいですけど、レースとしてはうまくまとめられたと思うので、自分たちチームの進化を感じるとともに、今後の期待が膨らむようなレースになったんじゃないかと思います」

 今回、#100 RAYBRIG NSX-GTを除いたランキング上位のマシンが下位に沈んだことで、#8 ARTA NSX-GTがランキング2位に浮上した。

 100号車とは12ポイント差をつけられているが、ウエイトハンデが半減する次戦オートポリスでは49kgのウエイトを積む一方で、ギリギリ燃料リストリクターによる制限を受けずに戦うことができる。

 これについて野尻は「燃リスも残らないし良い重量でハッピーですね。僕らはオートポリスも十分いけるだろうと思っています。今回からずっと表彰台をキープしていければチャンピオンシップも見えてくると思うので、しっかりと戦いたいです」とコメント。

 伊沢もまずはしっかりとオートポリスで結果を残したいと意気込んだ。

「シリーズ的には終盤の3レースで多くのポイントを獲ることが大事だと思います。そのひとつとして、ここSUGOをこういう順位で終われたこともそうだし、安定して結果を残せてきたからこそランキング2位に浮上できたと思うので、ここまではシーズンを通して良い戦いができているのかなと思います」

「もてぎはどのメーカーに合っているか未知数なところもあるので、タイトル争いに踏みとどまった状態でもてぎに行くのがベスト。まずは気を引き締めてオートポリスを戦いたいなと思います」

松本和己