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山形市で日本一の芋煮会フェスティバル ギネス認定も芋煮不足の事態に

9/17(月) 21:16配信

さくらんぼテレビ

30回目となる山形の秋の一大イベント「日本一の芋煮会フェスティバル」が16日、山形市で開かれた。日本一の座に返り咲いた大鍋のお披露目やギネス記録への挑戦など、新たな歴史を刻んだ1日に密着した。

午前4時半、夜明け前の馬見ヶ崎川河川敷は期待と緊張が入り混じった張りつめた空気が漂っていた。その中心にいたのは今回の主役「3代目鍋太郎」。これまでより50センチ大きい直径6.5メートル。岐阜県高山市から日本一の座を取り戻したこの大鍋のお披露目が、フェスティバルの一番の目玉。

(記者)
「いよいよ3代目鍋太郎に火がつけられる」

30回目の点火式。特別な一日の始まりをスタッフ全員が見守った。

(大鍋の製造を担った「ナガセ」・長瀬真一社長)
「いよいよ始まるのかなとすごくワクワクしている。多くの人に美味しい芋煮を届けて欲しい」

(記者)
「朝6時半。芋煮の配布まであと3時間ほどあるが、すでに50人ほどの列ができている、期待度の高さがうかがえる」

(1番乗りの寒河江市の男性)
「(Q何時から並んでいる?)4時10分」
「(Q4時…なぜそんなに早く?)一番になりたかった」

(2番乗りの上山市の男性)
「楽しみで仕方がない」

天気予報は「曇り一時雨」だったが、朝から晴れ渡った。

(日本一の芋煮会フェスティバル・高橋正実行委員長)
「来てもらった人みんなに楽しんでほしいと思う」

そして午前7時半、スタッフに付き添われて一人の女性がやってきた。ギネス世界記録の認定員。今回のフェスティバルのもう一つの目玉は「8時間以内で提供されるスープ」のギネス記録への挑戦。このギネス記録、これまで挑戦者がおらず、5000人以上に配れば認定される。

(委員長宣言)
「それではこれより挑戦を開始します!よろしくお願いします」

そして午前9時半、3万食の芋煮の配布が始まった。ショベルカーで豪快にすくって小分けにされ、訪れた人たちに届けられた。

(仙台の女性)
「初めて食べた、すごく美味しい」

(埼玉の女の子)
「すごい大きい鍋初めて見たので嬉しかった」

(三重の男性)
「いいですね、これだけ人が集まるのは。三重県でもぜひやってほしい」

順調に進む芋煮の配布。しかし…

(記者)
「芋煮の提供が始まってまだ1時間半ほどしか経っていないが、鍋の中を見てみると半分以下の量となっている」

午後2時になると芋煮が足りなくなり、会場は不安な空気に包まれる。

(記者)
「芋煮が少なくなってきた事態を受け、急きょゲートを設置し今払い戻しする客が並んでいる」

(運営スタッフ呼びかけ)
「払い戻しのお客さんこちらからお願いします。大変恐れ入ります」

結局、700食分を追加調理したが、500人ほどが食べられなかった。

(千葉の男性)
「残念…また来ます」

一方、ギネス記録は、集計の結果、約4時間半で1万2695食が提供され、見事達成した。

(認定証交付)
「見事、世界記録認定です!おめでとうございます」

(日本一の芋煮会フェスティバル・高橋正実行委員長)
「なんとか予備の材料でお客さんにと思ったが、どうしても時間が足りず迷惑かけてしまったことを深く反省したい」

日本一の大鍋でギネス記録の達成。大きな目標は成し遂げたが、芋煮を食べられない来場者も続出…。手放しでは喜べない悲喜こもごものフェスティバルとなった。