ここから本文です

芸大神輿に「天心・市長賞」 北茨城市が創設 ゾウモデル作品に授与

9/18(火) 6:00配信

茨城新聞クロスアイ

北茨城市は、東京芸術大(東京都台東区)の大学祭「藝祭(げいさい)」で、学生制作作品「神輿(みこし)」に「岡倉天心・北茨城市長賞」を創設し、7日に授与した。同市は芸術によるまちづくりを推進しており、岡倉天心や日本美術院などのゆかりがあり、東京芸大の学生の芸術活動を支援しようと創設した。

今年の藝祭は7~9日の3日間で、毎年オープニングイベントとして学生が制作した神輿パレードが行われている。神輿は美術学部と音楽学部の1年生をグループ分けし、今年は4チームが参加。神輿は発泡スチロール製で、幅2・5メートル、高さ2・8メートルが目安で、担ぎ棒を含めると6メートルほどになるという。

神輿は上野公園を練り歩き、竹の台広場で上級生も加わって神輿アピールが行われた。初めて賞を創設したことで、豊田稔市長も神輿パレード会場に足を運び、神輿を審査。「油画・建築・声楽・指揮打楽器・オルガン・古楽」チームの「像」を選んだ。上野動物園の3頭のゾウをモデルに、三ツ頭のゾウの背中には八角堂が乗っている。

豊田市長は芸大と北茨城の関わりを紹介し、「芸術のまちづくりを進め、芸術で生活できるまちを目指す。一度、北茨城に来てほしい」と呼び掛けた。市長賞の選考では「4基とも素晴らしく、難しかったが、一番分かりやすく、六角堂に似た八角堂が乗っている」と決め手を説明した。

賞は中央通り賞(アメ仲賞)や神田明神賞、上野文化の杜賞など10賞が用意されていた。

受賞神輿は来夏の「うえの夏まつり」で担がれるため、市はそれ以降に市長賞受賞作品の同市内展示を考えている。

市長賞を受賞した建築代表の伊勢巧さんは「北茨城市に行かなきゃと思った」、油画代表の林果梨さんは「毎年壊してしまうので、ぜひ残してほしい」と歓迎した。(飯田勉)

茨城新聞社

Yahoo!ニュースからのお知らせ