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コースオフが響き“惜しい”3位、カルソニック IMPUL GT-R佐々木大樹&ヤン・マーデンボロー「次は勝つ!」|スーパーGT第6戦

9/18(火) 20:13配信

motorsport.com 日本版

 スポーツランドSUGOで行われた2018スーパーGT第6戦。今季初優勝の期待がかかった#12 カルソニック IMPUL GT-Rだが、惜しくも3位表彰台に終わった。

 2番手からスタートした#12 カルソニック IMPUL GT-Rはマーデンボローがスタートドライバーを担当。レース序盤はペースが上がらず苦しんだが、GT300との混走でペースを落とした#100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴)の隙をつき、23周目にオーバーテイクしトップに浮上した。

 マーデンボローは前半スティントをこのように振り返った。

「僕のスティントでは8号車や100号車といいバトルができて良かった。僕たちは2基目のエンジンを今回から導入して、序盤は少し抑えて走らなければいけない状況だったから、100号車とのギャップが開いてしまった」

「とにかくトラフィックが厳しくて、多分今シーズンの中で一番大変だったかもしれない。その関係で、一瞬ARTAに2番手を奪われてしまったけど、またチャンスを掴んで抜き返すことができた」

「そのまま100号車に追いついて、(オーバーテイクした時の)1コーナーではブレーキングをかなり我慢して飛び込んだ。そこでなんとかトップに立てた」

 そのまま38周を終えたところでピットインし、佐々木に交代。ピットアウト直後に#100 RAYBRIG NSX-GTのジェンソン・バトンに逆転を許したが、しっかりと背後に食らいつきチャンスをうかがった。

 しかし、45周目の最終コーナーで勢い余ってコースオフ。幸いクラッシュすることなくコースに復帰したが、ラジエーターやブレーキダクトに芝生などが入ってしまい、エンジンやブレーキの温度が上がる症状に苦しめられた。

 ペースが上がらない#12 カルソニック IMPUL GT-Rをみて、#8 ARTA NSX-GT(野尻智紀)が57周目にパス。3番手に後退してチェッカーを受けた。

 後半スティントを振り返った佐々木。コースオフ以降はかなり厳しい状況だったという。

「クルマの調子は悪くなくて、バトン選手に追いついていたので、もう少し我慢すれば良かったのかもしれませんが、すごくタイヤカスが多いコンディションで、すごくシビアな状況でした。コースアウトも多発している難しいコンディションだったので、そういう時に追いつきたいということですごくプッシュしすぎてしまいました」

「最終コーナーでピックアップを拾ってしまって、それが原因で飛び出してしまって、その時に芝生とかゴミをラジエーターに拾ってしまったので、エンジンの温度がすごく上がってしまいました。それと同時にブレーキの温度もすごく上がってしまって、まずはブレーキが効かなくなってしまったのと、エンジンもアクセルが戻らないような症状が出てしまいました」

「普通に走ることができなくなってしまったんですけど、セーフティカーの間に少しクールダウンできて、色々ごまかして温度も下げながら走って、なんとか完走できました」

 優勝まであと一歩という展開だっただけに、レース後の2人は笑顔が少なかったが、佐々木はチームインパルに移籍して初の表彰台。マーデンボローはGT500初めての表彰台だった。

 次戦のオートポリスでは、2人とも優勝を目指したいと揃って意気込んでいた。

「(最終コーナーのコースオフは)自分のミスではありましたが、運が良かったのかなと思います。本当だったら完走できない状況だったので、そういう意味では最後までもってくれて本当に良かったです。今シーズン、カルソニック IMPULに移籍して、前回も速さがありながら結果を残すことができませんでした。でも今回はポディウムという結果を残せたので、ここからスタートという気持ちで次のオートポリスでは必ず優勝できるように頑張りたいなと思います」(佐々木)

「後半スティントでは色々あって、3位でのフィニッシュになった。タフではあったけど楽しいレースだったし、何より僕にとってGT500初表彰台になった。チャンピオンシップの計算はまだできていないけど、100号車がかなりリードしたみたいだし、かなり厳しいものになったと思う。だけど、オートポリスではベストを尽くす。この前のタイヤテストも良かったしね。ここまでのリベンジを果たすレースをしたい。次は絶対勝つよ」(マーデンボロー)

吉田知弘