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【セントライト記念・後記】ダービー惨敗16着ジェネラーレウーノ「快勝」が意味するもの

9/18(火) 22:05配信

東スポWeb

 3日間競馬の締めを飾る月曜(17日)中山メイン・GIIセントライト記念(芝外2200メートル)は、4番人気ジェネラーレウーノ(牡3・矢野)が2番手から押し切って快勝。新スター候補として人気を集めたレイエンダを2着に退け、重賞2勝目を手にした。3着グレイルまでが本番・菊花賞の権利を手にしたトライアル初戦は、混沌とした3歳牡馬路線の戦力図にどう影響を与えるのか?

 ハナを主張したタニノフランケルが刻んだラップは速くも遅くもない5ハロン60秒9。とはいえ、結果的には中団~後方待機組が上位の大半を占めたのだから、2番手を追走したジェネラーレウーノにとっても、数字ほど楽な流れではなかっただろう。もっとも、この馬の“リズム”を考えると、ダービーのようなスローよりは、よどみない流れでこそ底力が生きる。

「ダービーは2番手でかかる“らしくない競馬”になってしまって…。この秋はどうしようかと考え、とにかく馬の気分を損ねないように走らせた」と田辺。ペースよりも馬の気持ちが重要なのは、重賞初制覇となった京成杯や皐月賞3着粘走で証明済み。シンプルな競馬への“原点回帰”が重賞2勝目につながったと言えるだろう。

 さらには、ひと夏を越しての成長度も見逃せない。「馬が大きくなって、パワーがつき、入厩した時からの大きな成長を感じていた」とは矢野調教師。ダービーの敗因になったイレ込みに関しても「パシファイアーの裏に虫除けのネットをつけ、視界をさらに制限した。それがドンピシャで、装鞍所から落ち着いていた」と“隠し技”も生きた格好だ。

 ただし、現時点では本番への出否は流動的だ。「そこ(菊花賞)も目標にはしていくが、まだ(参戦の)明言はできない。オーナーサイドと相談しつつ決めたい」と同師。もちろん、ゴーサインなら「力を出し切れさえすれば、3000メートルでも大丈夫」。十分主役になり得る存在だ。新星候補として人気を集めた2着レイエンダともども、その動向は戦線に大きな影響を与えることになろう。

 ダービー3着馬コズミックフォースが7着に破れる一方で、このジェネラーレウーノやグレイル(3着)といったダービー惨敗組が息を吹き返したのは、「やはりダービーは展開に恵まれた馬が好走しただけ?」との疑念も改めて強まることになった3歳牡馬戦線。今週の神戸新聞杯のダービー好走組&敗戦組の走りにも注目したいが、その結果次第では…。トライアルを経ても勢力図が明確になるどころか、ますます混迷を極める超難解な牡馬クラシック3冠最終戦になるかもしれない。

最終更新:9/18(火) 22:07
東スポWeb

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