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がん公表からわずか23日で訃報。山本KIDさんが願っていたのは、姉と2人で臨むRIZINという舞台

9/18(火) 18:47配信

FNN PRIME

末期がんに侵されながらも目指していた“現役復帰”

山本KID徳郁(享年41歳6ヶ月)が、本日9月18日に逝去致しました。生前に応援、ご支援をして頂きました関係各位、ファンの皆様に本人に変わり御礼申し上げます。
(KRAZY BEEオフィシャルツイッターより)

「闘病中の山本さんを置いて試合に…?」葛藤する姉に届いた弟からのメール

9月18日、ジムの公式ツイッターで、還らぬ人となったことが明かされた山本KID徳郁さん。8月に自身のインスタグラムで、がん闘病中であることを公表したばかりで、その公表日から、わずか23日での訃報となった。

格闘技団体RIZINによると、山本KIDさんは2年程前から胃がんを患い、闘病生活を続けていたが、今年の春、末期がんを治療できる病院があると聞き、グアムへ移住。

8月に闘病を告白した時、既にがんは「ステージ4」だったにも関わらず、最後まで現役復帰を目指し、がんと闘い続けていた。

現役時は“神の子”と呼ばれ、家族はレスリング一家

山本KIDさんは総合格闘技などの分野で世界のトップ選手として活躍し、“神の子”とまで呼ばれた。

レスリング一家に生まれた山本KIDさん、父はミュンヘン五輪レスリング日本代表・郁栄さん。姉・美憂さんと妹・聖子さんはレスリングの元世界チャンピオン。

近年は、同じく総合格闘技のリングで現役を続ける姉・美憂さんらのサポートをしていた。

闘病中も姉をサポート

がんと闘いながらも、常に自身を支えてくれた弟・KIDさんについて美憂さんは、7月のインタビューで涙ながらに語っていた。

山本KIDさんの姉・美憂さん:
いつもインスタとかで「この技やった方がいいよ」って送ってくれたり、自分の体がきついのに、いつも気にしてくれるから。自分のためにやらないといけないのは分かってるけど、一番は勝っていい試合して喜ばせてあげたい。

そう語る一方で美憂さんは、闘病中のKIDさんと“片時も離れたくない”という、家族としての思いもあり、予定していた試合をキャンセルする考えを、KIDさんに打ち明けたが、病院からメールが届いたそうだ。

山本KIDさんのメール:
やっぱり出ないとだめ。ここで美憂は勝って勝ち癖つけないとだめだよ。絶対勝てるから。

美憂さんは、そんな弟の強い後押しを受けてリングに臨み、勝利を手にした。

“有言実行”だったKIDさんの夢

がんと闘うKIDさんの様子についても、美憂さんは7月に語っていた。

美憂さん:
自分が必ず復帰してリングに上がること、「美憂と一緒にRIZIN出たい」って言ってた。だから私もそれまで頑張らないといけないし、絶対、有言実行だからうちの弟は、だから絶対その日がくるのは分かってるから、私が足を引っ張らないように、毎日強くなって少しでも近づけるように。


惜しくも叶わなかったリングへの復帰、姉弟揃ってのRIZIN出場。41歳の早すぎる死に、悲しみが広がっている。

(「プライムニュース イブニング」9月18日放送分より)

最終更新:9/18(火) 20:25
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