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シャボン玉の向こうに笑顔が見える 兄弟ユニット半世紀

9/18(火) 17:57配信

AFPBB News

【9月18日 AFPBB News】舞い上がっていくシャボン玉を見ると、心がふわりと軽くなる気がする。子どもたちははしゃぎ、大人はシャボン玉で遊んだ子ども時代を懐かしく思う。

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「シャボン玉アーティスト」こと杉山弘之(Hiroyuki Sugiyama)さん(71)、弟の輝行(Teruyuki Sugiyama)さん(68)兄弟が現れる場所では、誰もがシャボン玉の魔法にかかってしまう。

■子どもも親も熱狂のシャボン玉ショー

 弟の輝行さんが舞台を縦横に動き、次から次へとシャボン玉を飛ばす間、兄の弘之さんが軽妙なトークと解説で大人を笑わせる。そうするうちに、人をすっぽり覆う巨大シャボン玉、雲のように浮かぶ泡など目新しいシャボン玉が次々と生み出され、輝きを放つ。二人が見えなくなるほどの大量のシャボン玉がぶくぶくと増えていき、ステージを埋め尽くした。

 東京・千代田区で8月に行われた、子ども向けワークショップ「シャボン玉ブラザーズのシャボン玉ショー」の一幕だ。ステージ前に吸い寄せられた子どもたちは歓声を上げながら、舞い上がるシャボン玉に手を伸ばしていた。

 シャボン玉を生み出すさまざまな道具も、見ていて飽きない。自作の電動シャボン玉噴射機から網、うちわ、ペットボトル、ビーチサンダルまで。最大の「道具」は二人の手だ。両手の指の間から無数のシャボン玉を吹き出したり、雪の玉をこねるようにシャボン玉をつなげてリボンを作ったり。約30分のショータイムは、まばたきをする間すら惜しく感じられる。ショーが終わると、記念撮影を求める親たちが引きも切らない。

 変幻自在にシャボン玉を操り、その魅力を半世紀にわたって二人でとことん突き詰めてきた。息の合ったコンビネーションを見せる一方、普段は口数は多くはない。

 兄の弘之さんは、しみじみとつぶやいた。「シャボン玉越しに見る、子どもたちの笑顔。その後ろで親たちも喜んでいる。皆の喜ぶ顔を見ると、いい仕事を選んだなと思うんだ」。弟も「理想の仕事」とうなずく。

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最終更新:9/20(木) 11:59
AFPBB News