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出来秋!胆振東部の農家に不安の声 収穫への影響懸念

9/18(火) 16:03配信

苫小牧民報

 出来秋を迎えた胆振東部で、稲刈りを目前にした地域の農家や農協から不安の声が出ている。例年9月下旬に作業に入るが、むかわ町では収穫した米を乾燥させる鵡川農協の施設が地震で損傷し、使えない状況に。厚真町や安平町、むかわ町穂別の農家が組合員になっているとまこまい広域農協も施設の点検や調査を進めているが、適期に稲刈りができるかどうか懸念している。

 鵡川農協は、地震によって農業倉庫8棟(延べ床面積3435平方メートル)のうち、4棟(同1617平方メートル)が被害に遭い、利用できない状況となった。米を収穫した後、乾燥させる穀類乾燥調整施設周辺で地面に亀裂が入り、基礎の一部や内部の装置、搬送ラインが破損した。

 同農協関連の水稲の作付面積は約930ヘクタール。例年25日ごろから収穫が行われ、今年の収穫量は4575トン、生産額を7億6000万円と見込まれていた。担当者は「収穫したばかりの米は水分が多く、乾燥させなければ腐る。農家が持っている乾燥機も壊れている物が多く、困っている」と説明する。

 現在、全国農業協同組合中央会(東京)などと連携し、他の農協で米の乾燥や選別などの作業を行えないか検討している。

 とまこまい広域農協も、例年24日ごろから米の収穫を行うが、今年は地震の影響で準備が遅れ、18日に試験的に刈り取り、実の入り方などもみの状態を検査する。厚真町上野の米の受け入れ施設では、シャッターの一部が損傷。今のところ乾燥施設に目立った破損はないものの、稼働できるどうかは不明で、点検を急いでいる。

 同農協関連の米の作付面積は2381ヘクタール。当初は今年の収穫量を1万1564トン、生産額を25億7800万円と見込んでいた。だが、今年は台風や夏の長雨などに加えて今回の震災で、収穫量が落ちる見通しだ。

 同農協の担当者は「もともと作況が不良で、地震の影響もあり、計画を下回るのではないか」とし、「今後どうなるのか分からず、農家から不安の声が多く寄せられている」と話した。

苫小牧民報

最終更新:9/18(火) 16:03
苫小牧民報