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川重の米国工場、777向け貨物扉を初出荷 777X用も19年から

9/19(水) 12:01配信

Aviation Wire

 川崎重工業(7012)は9月18日(米国時間17日)、ボーイング777型機向け貨物扉を米国工場で初めて完成させ、出荷式を行ったと発表した。次世代機777X用貨物扉も、2019年2月から出荷を予定している。

 貨物扉を製造するのは、川崎重工の米ネブラスカ州にある現地法人「Kawasaki Motors Manufacturing Corp., U.S.A.」のリンカーン工場。最初の777向け貨物扉を完成させ、出荷式を同日開いた。

 川崎重工は、2017年5月に同社初となる米国の航空機部品製造拠点として、リンカーン工場内に777Xと777用貨物扉の製造ラインを設置。今回完成した777用の扉は、縦2.6メートル、横3メートルのアルミ合金製で、ボーイングのエバレット工場に出荷される。

 リンカーン工場の航空機部品製造ラインは、自社製塗装ロボットやリベット打ち(打鋲)の対象範囲が拡大したオートリベッター(自動打鋲機)など、最新鋭設備を活用して自動化を進めた。

 川崎重工によると、これまで量産品事業で培ってきた独自の生産管理技法「KPS(カワサキ・プロダクション・システム)」により、高品質で効率的な生産体制を構築し、米国産の資材・部品の現地調達などで、輸送費やリードタイムを削減しているという。また、2017年2月に名古屋第一工場内に新設した、777X用の前部胴体や中部胴体を製造する777X組立工場と同様、将来のスマートファクトリー化に向けたICT/IoTなどのインフラ整備も計画しているという。

Tadayuki YOSHIKAWA

最終更新:9/19(水) 12:01
Aviation Wire