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踏み出すことだけが勇気じゃない! 「逃げ」じゃなく助走が必要な時もあるから…経験を漫画に 作者に聞く

9/20(木) 7:00配信

withnews

 一歩を踏み出すことが勇気で正義。たとえ崖から落ちるとわかっていても……。そんな状況に「待った」をかける漫画が、ネット上で注目を集めています。「後ろに下がるのは逃げじゃない、助走なんだから。逃げだと思ってることだって必要な時もあるんだよ」と訴える作者に話を聞きました。

【画像】話題の漫画「逃げるが勝ち」はこちら。同じ作者による「はじめて心が折れた人」など他の作品も紹介

タイトルは「逃げるが勝ち」

 今月11日、「逃げるが勝ち」というタイトルでツイッター投稿された漫画。崖の前で立ちすくむ人が独白する場面から始まります。

 「勇気が出ない。あと一歩と思っていたのに気づいたら……向こう岸があんなに遠くなってた」

 「それでも引き下がることは許されない。一歩踏み出すことが、勇気で正義なのだ。たとえ落ちるとわかっていても」

 あきらめながら前に踏み出そうとしたところ、誰かが腕をつかんで崖から引き戻します。

 助けてくれた人に対して「逃げることは許されないんだから」と言いかけると、こう反論されます。

 「逃げじゃない!! 助走です!!」「それとも落ちてしまうのが美学ですか」

 「上に飛ぶには屈伸が必要。前に飛ぶには助走が必要」「あなたが『逃げ』だと思ってることだって必要な時もあるんです。たどり着いたらこっちのもんなんですから」

 そう言われ、涙を流しながら崖を背にして走っていく場面で漫画は終わります。

作者に聞きました

 この漫画に対して、「ほんとこれですよ」「今の私にぴったりのお話で泣きそうになりました」といったコメントが寄せられ、リツイートは5千、いいねは2万2千を超えています。

 作者は夏ノ瀬いの(@stylish_gorilla)さん。「アルバイター兼、漫画描いてる人」です。実体験を反映させたというこの漫画について、詳しく話を聞きました。

 ――この漫画を描こうと思ったきっかけは

 昔はこの崖に自分が立っていました。今は知人が立っています。はたから見てみると思うことがあったので、漫画にしました。

 ――「逃げではなく助走」という発想に至った経緯は

 自分もこの崖に立ち、「逃げてしまった……」と感じた期間が3年ほどありました。その時はあくまで自分を納得させるための言葉でしたが、今思えば、本当に助走に過ぎなかったですし、あの助走の期間があったからこそ今ここにいると感じます。なのでそれ以降は、普段からそういう考えでいます。

 ――この漫画を通じて伝えたかったメッセージは

 崖が飛べないなら、助走つけて飛んでもいいし、迂回してつながってる道を探すのもいいし、ハードルが高いなら下をくぐればいいし……。これらは全部生きる力で、叶える力なので「逃げ」じゃないよ!!ってことです。

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最終更新:9/20(木) 7:00
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