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新生フォースインディアを”警戒”するサインツJr.。目標は「ルノーのランク4位死守」

9/19(水) 20:26配信

motorsport.com 日本版

 現在コンストラクターズランキング4位につけるルノー。しかし、チームオーナー権の変更に伴い再スタートを切った”レーシングポイント・フォースインディア”の存在について警戒すべきだと、カルロス・サインツJr.は考えている。

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 ワークス体制として3シーズン目を迎えているルノー。今季はハースやフォースインディアと、コンストラクターズランキング4位を争っていた。そのうちフォースインディアは、チームの財政難により管財人の管理下に入り、その後新オーナーの下”レーシングポイント・フォースインディア”として再スタートを切った。

 チームの組織自体は以前と同じであるものの、エントリー自体は”新規参戦”という形になったレーシングポイント・フォースインディア。しかし昨年のコンストラクターズランキング(4位)に応じて支払われる報酬を受け取るためには、今季それまでに獲得したすべてのポイントを手放さざるを得なかった。


 しかし、再スタートを切ったフォースインディアは好パフォーマンスを発揮。0からのスタートだったが、ベルギーGPとイタリアGPで大量ポイントを獲得し、すでに32ポイント……ランキング7位まで挽回している。

「僕らの目標は、コンストラクターズランキングで4位になることだった。もしペナルティがなかったとしたら、彼ら(フォースインディア)は純粋なパフォーマンスによって、僕らの前に行っていただろう」

 そう語るのは、ルノーのカルロス・サインツJr.である。

「だから僕らは、フォースインディアにはとても警戒する必要がある。彼らはシーズン後半に活き活きとし始めることを僕らは知っているし、それをまた証明したんだ。活動資金を手にすればね」

 先日行われたシンガポールGPは、低速コースで行われるということもあり、ルノーとしては好結果を期待していた。最終的にはダブル入賞を果たしたものの、予選ではニコ・ヒュルケンベルグが辛うじてQ3進出を果たしたのみであり、期待通りの結果とは言えなかった。逆にフォースインディア勢は揃ってQ3に進出……そのことも、注意すべき要因のひとつであると、サインツJr.は考える。

「シンガポールのようなサーキットでは、僕らは前進できると思っていた。しかし、結局は遅れることとなった」

「それは、ハースにも同じことが言える。もしQ3に行くことができたら、そしてQ1と同じ感触を得ることができたら、ハースに挑戦するだけのアタックができたはずだ。彼らも驚くほど速いチームだ」

「ここは僕らが得意とするはずだったコースだ。でも、僕らはまだそういうところにはいない。だから、シーズン後半は厳しい戦いを強いられるだろう」

 ルノーが抱える問題、それはパワーユニットにあるとサインツJr.は改めて語る。

「問題の大部分は、エンジン(パワーユニット)にある。僕らはBスペックを使い続けている。でも、他のメーカーは今年の間に大きく進歩している。それを、僕らは手にできていない」

「またマシンの側にも、まだ懸命に働かなきゃいけない部分がある。チームには、まだまだやるべきことがあるんだ。(ランキング)4位を死守するために、全力を尽くさなきゃいけない」

 現時点ではレッドブルだけが使うルノー製Cスペックのパワーユニット。しかしルノーは、このCスペックについては信頼性の懸念があると指摘。事実、シンガポールGPでは、レッドブルもこの面に悩まされることとなった。

 とはいえ、大幅なパワーアップを果たしているとも言われている。もしもっと多くのパワーが必要となった場合、Cスペックを投入する可能性はあるのかと尋ねられたサインツJr.は、次のように答えた。

「それは、あるレースで大きなペナルティを受ける可能性を含む。おそらくワンストップのレースでは、入賞できないということを意味するだろう。チームの上層部から聞いている限りでは、それを使うことはないと確信している」

Additional reporting by Edd Straw

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