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これぞ俳優魂!体重増減が半端ないって!身体を張ったハリウッドスターたち

9/19(水) 18:00配信

cinemacafe.net

NHK大河ドラマ「西郷どん」で主演を務める鈴木亮平は、当時としてはかなりの巨漢といえる身長約180センチ、体重100キロ以上という西郷隆盛を演じるにあたり、かつてないほどふくよかな体形を維持している。

【画像】驚異の役作りによる体重増減、日本では鈴木亮平が有名だが…

鈴木さんは筋肉美も披露した『HK/変態仮面』では15キロ増量、大ブレイクした朝ドラ「花子とアン」では元に戻し、『TOKYO TRIBE』でも10キロ増量したが、佐藤健の病床の兄を演じたTBS日曜劇場「天皇の料理番」では半年かけて20キロも減量したことが話題に。さらにその直後には、『俺物語!!』の主人公に寄せるため30キロ増量した。その身体を張ったストイックな役作りには、“和製ロバート・デ・ニーロ”の声もあがるほどだ。


そう、近年は『マイ・インターン』などでお茶目なシニアを演じてはいるが、名優ロバート・デ・ニーロは、マーティン・スコセッシ監督作『レイジング・ブル』でボクサーの絶頂期から引退後の姿までを演じた際、驚異の肉体改造で体を絞った後に27キロの体重増量を敢行。こうした壮絶な役作りは“デ・ニーロ・アプローチ”と名付けられている。


最近では、『タリーと私の秘密の時間』で18キロの体重増量で出産前後のママを演じ切ったシャーリーズ・セロンも話題となる中、彼らのほかにも“半端ない”身体の張り方を見せる俳優たちに注目してみた。


クリスチャン・ベイル バットマンをやりながら体重変動が“半端ない”

海外俳優の中で極端な体重増減を繰り返しているといえば、クリストファー・ノーラン監督『ダークナイト』シリーズの“バットマン”として知られるクリスチャン・ベイルだろうか。

1987年、スティーブン・スピルバーグ監督『太陽の帝国』の主人公の少年役でスクリーンデビュ-。2000年公開『アメリカン・サイコ』ではウォール街のエリート殺人鬼でムキムキに体を鍛えていたかと思えば、『マシニスト』(’04)では1年以上眠ることのできない不眠症の主人公を演じるため30キロも減量。身長183センチの彼が体重54キロ台にまでなったという。


その直後、『バットマン ビギンズ』で新たなバットマンとなるべく30キロ増量して元に戻し、体を鍛え上げ、筋骨隆々の姿に大変身! 『ダークナイト』や『ターミネーター4』を経た後には、『ザ・ファイター』(’11)で再び13キロ減量し、髪を抜き、歯を抜くことで歯並びまで変えて麻薬中毒の元ボクサーに。アカデミー賞助演男優賞を受賞した。


その間に『ダークナイト ライジング』がありつつ、『アメリカン・ハッスル』(’13)ではさらに衝撃の、メタボ腹でっぷりの肥満体に髪の薄くなった“一九分け”の中年詐欺師を演じ、アカデミー賞主演男優賞に初ノミネート。このときも食べに食べて20キロ、体重を増やしたという。


『マネー・ショート 華麗なる大逆転』のアダム・マッケイ監督と再タッグを組む、元・米副大統領ディック・チェイニーの伝記映画『Vice』(12月21日全米公開)のために再び体重増量をしたらしく、ちょうど1年前のトロント映画祭のイベントに登場した際にも話題となっていた。


ジャレッド・レト 凶悪人からエイズ患者まで!役への没入が“半端ない”

『スーサイド・スクワッド』のジョーカー役や『ブレードランナー2049』の科学者ウォレス役など、クセの強い役柄を数多くこなしてきたジャレッド・レトも、体重増減が激しい俳優の1人。

『ファイト・クラブ』や『アメリカン・サイコ』などに出演し、自身のバンド「サーティー・セカンズ・トゥ・マーズ」で音楽活動も精力的に行ってきたジャレッド。『マザー!』『ブラック・スワン』のダーレン・アロノフスキー監督の『レクイエム・フォー・ドリーム』(’00)では大幅に減量し、麻薬常用者を怪演。大きく注目されることになった。

クリスチャン・ベイルなどと同様、自己の内面を徹底的に掘り下げ、その役に全身全霊で没入する“メソッド演技”を取り入れている彼は、ジョン・レノン殺害事件の真実に迫る衝撃作『チャプター27』(’07)では一転、大のレノンファンでもあった殺害犯マーク・デイビッド・チャップマンに扮するため、約30キロも増量。


本人のインタビュー映像から仕草や話し方も徹底研究し、顔には特殊メイクを施した。本来ヴィーガンであるジャレッドは、急激な体重増量のために痛風となり、歩行も困難になって一時は車椅子生活だった、という逸話もあるほど。


2009年の『ミスター・ノーバディー』以来、俳優業からは遠ざかっていたが、『ダラス・バイヤーズクラブ』(’13)では約18キロも減量し、眉毛も剃り落としてトランスジェンダーのエイズ患者を熱演、初ノミネートでアカデミー賞助演男優賞を受賞した。


さらに『スーサイド・スクワッド』(’16)でジョーカーを演じる際にも、極悪犯罪者や精神科医などと対面。体中にタトゥーを入れ、緑の髪に銀歯と、素がまるでわからないほどの姿で狂気の悪役ジョーカーに新たな息吹を吹き込んだ。


次作は『スパイダーマン』のスピンオフ映画の主演が決まっているが、今度は“吸血鬼”のパワーを持つ悪役を演じるというから、一体どんな姿を見せてくれるのか…?


マシュー・マコノヒー セクシー俳優から21キロ減の役作りが“半端ない”

ジャレッドと共演した『ダラス・バイヤーズ クラブ』で21キロも減量し、エイズ患者を演じたマシュー・マコノヒーも、もともとは“シャツレス”が売りの俳優だっただけに、その激変ぶりが話題となった。『評決のとき』(’96)の主人公に抜擢されて一躍脚光を浴び、2005年には「ピープル」誌の「最もセクシーな男性」に選ばれたことのあるマシュー。一時期キャリアはパッとしなかったが、『リンカーン弁護士』(’11)あたりから“大人の演技派”として注目されるようになった。


チャニング・テイタムの実体験を元にした『マジック・マイク』(’12)では体重を増やし、ムキムキの筋肉でダンスシーンも披露しただけに、その後の『ダラス・バイヤーズ クラブ』(’13)では「本当に同一人物!?」「痛々しいほどの激ヤセ」と言われるまでに。その壮絶な演技でアカデミー賞主演男優賞を初受賞。その年は助演のジャレッドと映画賞を席巻した。


65キロを切りはじめると、視力の低下など身体の不調にも悩まされたそうで、その名残はHBOのドラマ「TRUE DETECTIVE/トゥルー・ディテクティブ」シーズン1での姿にもよく現れている。


一転、製作も務めた『ゴールド/金塊の行方』(’17)では、実在の人物に近づくためにハゲ頭にガタガタの歯並び、さらに驚異のメタボ腹という“肉体改造”を実現。またしても別人のような姿でスクリーンに登場していた。



ホアキン ・フェニックス 激ヤセに心配の声も!新たなジョーカーが“半端ない”

『グラディエーター』(’00)でアカデミー賞助演男優賞、『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』(’05)で同主演男優賞にノミネートされるなど、演技派として知られるホアキン・フェニックス。日本公開最新作『ビューティフル・デイ』では2か月かけて体を大きくし、トラウマを抱えたひげモジャの元海兵隊員を演じ、カンヌ映画祭では男優賞を受賞した。


先日のヴェネチア映画祭では主演を務めた西部劇『The Sisters Brothers』(原題)が高く評価され、ジャック・オディアール監督が銀獅子賞(監督賞)を受賞。続くトロント映画祭でも大きな注目を集めているところだ。マーティン・スコセッシがプロデューサーとなる2019年10月全米公開予定のDC映画『THE JOKER』(原題)では狂気の悪役ピエロ、ジョーカー役に抜擢されたが、すでに『ザ・マスター』以上の減量をしたようで、早くもファンからは「やせすぎじゃない?」という心配の声があがっている。



ブラッドリー・クーパー 1日5食!18キロ増の肉体改造が“半端ない”

『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』(’09)でブレイクし、2011年には「ピープル」誌の「最もセクシーな男性」の称号を得たブラッドリー・クーパー。今年、レディー・ガガを主演に迎え、自身も大物シンガー役で出演、初監督・製作を務めた『アリー/スター誕生』がヴェネチア映画祭、トロント映画祭に正式出品され、10月から開催の第31回東京国際映画祭のオープニング作品にも決まり、がぜん注目を集めている。


そんなブラッドリーだが、クリント・イーストウッド監督作『アメリカン・スナイパー』(’14)での彼の体格や二の腕を見て、「デカッ!」と驚いた方は多いかもしれない。ネイビー・シールズの狙撃手だった実在の主人公を演じるべく、約18キロも体重増量した。


1日5食で1日8,000キロカロリーをとり、朝5時に起床して約4時間の厳しいトレーニングを実施する肉体改造を徹底的に行ったというブラッドリー。撮影中はテイクの度に「大きく写っているかい?」と尋ねていたとか。『世界にひとつのプレイブック』『アメリカン・ハッスル』に続いて、同作で3年連続のアカデミー賞候補となった。



クリス・プラット ぽっちゃり返上で世界的スターに!ダイエットが“半端ない”

最後に、自身でも「何かがピタッとハマった」というキャラクターを演じるため、半年かけて約27キロもの減量に成功し、鍛え上げた筋肉をスクリーンで披露したクリス・プラットにも注目。その役とはもちろん、いま物議を醸しているマーベル『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(’14)のお調子者で超テキトーなヒーロー、スター・ロード/ピーター・クイル。


そんなクリスは同シリーズや『ジュラシック・ワールド』シリーズなどで、いまや世界的なスターに。それまではTVシリーズや映画の脇役が主で、ぽっちゃりとした三枚目キャラだった。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でも太りやすいことをイジられていたが、『ゼロ・ダーク・サーティ』(’12)の撮影中にも過食気味になり、体重が大幅に増加したそう。しかし、ヒーローという大役のために一念発起し、栄養士もつけた徹底ダイエットとトレーニングで現在の姿を手に入れた。


どの俳優にとっても、映画賞や映画祭で高評価を得たり、知名度をグンと上げるきっかけになったりと、身体を張って手に入れたものは名実ともに大きい。俳優魂を炸裂させる姿はうれしい限りだが、くれぐれも体調にだけは気をつけて、と言わずにはいられない。

最終更新:9/19(水) 18:00
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