ここから本文です

住宅地15市町村上昇 福島県内地価

9/19(水) 11:27配信

福島民報

 福島県が十八日に発表した地価調査結果のうち、住宅地価格の市町村別の上昇率は福島市が2・4%増と最も高かった。次いで郡山市の2・2%増、広野町と楢葉町の2・1%増と続いた。会津若松、いわき、須賀川、相馬、二本松、南相馬、本宮、大玉、鏡石、矢吹、三春を合わせて十五市町村がプラスとなった。
 福島市や郡山市は被災者の移転に伴う住宅建設のピークは過ぎたが利便性の高さなどから高い需要があるとみられる。広野、楢葉両町は帰還した住民や双葉郡の他の町村の住民の需要があるほか、駅前の再開発事業などで地価が上昇している。
 最も下落率が大きかったのは矢祭町で2・3%減。次いで柳津町が1・6%減、三島町が1・5%減、西会津町が1・4%減となった。人口減少や高齢化が進む山間部で宅地取り引きが少なくなっているのが要因とみられる。
 県地価調査代表幹事で不動産鑑定士の佐藤栄一氏は、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の影響による被災者の住宅取引はピークを過ぎたが、低金利など住宅を購入しやすい環境にあり、価格は高い水準にあると分析している。今後の見通しについては「取引件数が緩やかに少なくなっている中、需要と供給のバランスが崩れると価格が下がる局面が出てくる可能性がある」とみている。

福島民報社

最終更新:9/19(水) 11:35
福島民報

あなたにおすすめの記事