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“飲食店なのに土日祝休み”を実現! 料理人が生み出した究極の「働き方」とは?

9/19(水) 11:01配信

リクナビNEXTジャーナル

あなたはどんな生き方をしたいですか?今の働き方で実現できますか?
――今回ご紹介する柴田雄平さんが最も大切にするのは、「家族全員でご飯を食べる時間を持つ」こと。
それを叶えるため、飲食業界では珍しい「土日休みの店舗経営」をめざし、会社を興しました。その後も複数の会社を次々に設立。その軌跡をうかがい、「人生のビジョンを実現する働き方」を考えます。
プロフィール
柴田雄平(しばた・ゆうへい)
埼玉県の高校卒業後、調理師免許を取得。ベンチャー企業にて外食事業および商品開発、マーケティングを経験、大手企業のヒット商品開発に関わること多数。2013年onakasuita株式会社<(以下onakasuita)を設立。土日祝日休みの外食事業および、企業マーケティング支援を展開している。2015年株式会社mannaka(以下mannaka)を設立。マーケティング/経営の事業戦略立案から企画・開発・広告・改善までを通貫した伴走型事業支援を行う。2018年株式会社tilde設立。株式会社utuwa取締役就任。一般社団法人Papa to Childrenを共同設立。株式会社ふたつぶ顧問相談役。現在32歳、2児のパパ歴3歳6カ月。

「家族がそろってご飯を食べられる働き方がいい」――ヨーロッパでの料理武者修行中に得た確固たる人生観

――どうして「家族そろってご飯」にこだわりをお持ちなのですか?
中学のときから、妹とほぼ2人暮らしだったからかな。
離婚で母親はいないし、父親は仕事が忙しくて全然家にいない。だから料理はお弁当含めて全部僕がやりました。外食もめちゃくちゃ利用したけど、すぐに飽きちゃって。それで料理に目覚めて、卒業後、調理師免許を取ったんです。
――それはとても大変でしたね。
うちは極端にしても、日本ではご飯時、たいていお父さんがいない、お母さんがいない、と全員そろわないことが多いですよね。でも、僕が料理の武者修行に行ったヨーロッパで会った家庭では、お父さんがちゃんと食事時にいるんですよ。朝、子どもが登校するのを見送ってから仕事に行ったと思ったら、昼もいる(笑)。いったん帰ってくるんですね。それで子どもが遊びやら習い事やら学校やらから帰ってきて夕飯になったら、そこにもちゃんといる。「なんなんだ?!」って思いました(笑)
――忙しくて全然家にいらっしゃらないお父様と、食事ごとに家にいられるヨーロッパのお父さんの働き方の違いに愕然となさったのですね。
半年で6か国周ったけど、どの国も家族で食事をする家庭ばかりで。文化の違いに驚きました。それで「なんのために仕事してんだ」って聞いたんですよ。そしたら「遊ぶためだ」って。「子どものため」「家族のため」ももちろんありましたけど、みんな「一番楽しいのは、俺だけどね」って。もうなんだかわからないけどすごく興奮しました(笑)
――すごく人生を楽しんでいる感じがしますね。
なんでそんな感覚で働いているんだろうって考えたら、チーズの酪農家、ワイナリー経営、ムール貝の養殖家など、みんな自分のスキルを活かしたスペシャリストだったんですよね。「生きるための武器」を持っているというか。
――柴田さんにとって、衝撃が大きい旅だったんですね。
彼らと一緒に鹿やうさぎを狩って食べることも経験し、「生きるために命をもらっている」と食に対する思いもいっそう強くなりました。本当に、海外の食文化や働き方を通して、人生観が大きく揺さぶられる旅でしたね。
帰国して「飲食業でも家族で食卓を囲めるような会社」を探したら、自分がイメージしたような会社はなかった。だから「ないなら作りたい」と思いました。

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