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入る者あれば辞める者あり 名スカウトが「本当に寂しい」と語る選手からの“戦力外”の電話

9/19(水) 11:20配信

AbemaTIMES

 例年、多くの選手が指名されるプロ野球のドラフト会議。今年は10月25日に行われる。各球団のスカウトは、未来のスター選手をチームに送り込もうと必死に働くが、その裏で秋はそんな選手たちが、戦力外の通告を受ける季節でもある。元阪神スカウトで井川、赤星、鳥谷といった選手を担当した“伝説のスカウト”菊地敏幸氏は「本当に寂しいですよ」と、活躍できずにユニフォームを脱ぐと決まった選手からの一報について、しみじみと語った。

 菊地氏は9月18日に行われた六大学野球秋季リーグを中継していたAbemaTVに解説として出演。長年のスカウト経験から、今年のドラフトにどの選手が指名されるかをチェックしていたが、視聴者からの質問をきっかけに、自身が担当した選手が辞めることについて、その思いを語り出した。

 数々の名選手を発掘し、チームに送り込んできた菊池氏だが「自分が担当した30何人の中で、1軍で日の目を見ない選手もいた。活躍した選手は、それで引退なら『よくやった』になるんですが、プロに入る時は1軍の戦力として期待はしていたけど、力及ばず辞めていく選手の方が多い」と、厳しい実力の世界に選手だけでなく、自らも直面し続けていた。「だいたい10月、11月に電話が一本来るんですよ。『お世話になりました。今年で上がります』と。着信するのを見て、こちらもピンと来るわけです。それは本当に寂しいですよね」。戦力外通告の時期ともなれば、ふいに電話がかかってくれば、おおよそ想像はつく。

 NPBの選手の平均年齢は29.4歳、平均在籍年数は8.1年で、大学出身となれば指名からわずか2、3年でユニフォームを脱ぐことになる選手も少なくない。アマチュア選手に夢と希望を乗せてスカウトする側にとっても、毎年訪れる秋は様々な思いが交錯する季節のようだ。

最終更新:9/19(水) 11:20
AbemaTIMES

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