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「伝説の4秒KO」で敗れた選手、山本”KID”徳郁さんの死を悼む

2018/9/19(水) 18:52配信

BuzzFeed Japan

プロ格闘家でK-1、HERO'sなどで活躍した山本”KID”徳郁さん(本名・岡部徳郁、旧姓)が9月18日に亡くなった。41歳だった。突然の訃報が報じられると、須藤元気、岡見勇信、RENAなど格闘技関係者、さらに長友佑都や中村憲剛など他のスポーツ選手からも早すぎる死を惜しむ声が上がった。

そして19日、一人の格闘家が山本さんの死について発言した。宮田和幸さん。シドニー五輪レスリング代表で、のちに総合格闘技に転身した宮田さんは、山本さんを語る上では欠かせない試合での対戦相手だ。

宮田は自身のアカウントで「中学の時、仲良かったよね。その時から強くてカッコ良くて普通じゃなかった。小さい時から闘い続けて疲れたと思います。KID選手 ゆっくり休んでください」と山本さんの死を悼んだ。

山本さんと宮田さんは2006年5月3日、国立代々木第一体育館で開催された「HERO'S2006 ~ミドル級世界最強王者決定トーナメント開幕戦~」のメインカードで対戦した。

第1ラウンドの開始のゴングの音がまだ消えない瞬間、山本さんは左飛び膝蹴りで宮田さんのあごを打ち抜き、KO勝利した。

開始わずか4秒という衝撃的な勝利。試合後のマイクアピールで「ヤバっ、俺カッコよすぎる」と語ったことも含め、「神の子」と呼ばれた山本さんのイメージ通りの試合で、山本さんといえばこの試合を思い出す格闘技ファンも多い。

山本さんの訃報が流れた18日、ファンがSNS上にアップしたこの試合の動画は4000以上RTされた。

この試合で敗れた宮田さんは、下顎骨を骨折する重傷を負い、試合後はそのまま病院に直行した。

のちにネット番組に出演した際には、意識が戻った後「その日のことは覚えてない。試合のことも覚えてない。格闘技をなぜしているのかも分からなかった」と記憶が完全に飛んだことを明かしている。

山本さんと宮田さんは中学時代、レスリングの世界大会などで一緒に顔を合わせた仲。

のちにレスリング復帰も果たす山本さんは、試合前に、アマチュアレスリング、そして五輪代表となった宮田さんへの尊敬を明かしていた。

宮田さんは8月26日、山本さんがガンを公表した際には「軽量級が格闘技で生活できるようになったのはKID選手の活躍があったからだし、自分も格闘家になってなかったと思う。 回復を願います」とコメントしていた。

最終更新:2018/9/19(水) 18:52
BuzzFeed Japan

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