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全道停電 10月中に検証結果 世耕経産相 北本連系線の増強も検討

9/19(水) 10:46配信

北海道新聞

「90万キロワットでもまだ細い」

 世耕弘成経済産業相は18日、北海道新聞のインタビューに答え、胆振東部地震の発生に伴うブラックアウト(大規模停電)の原因を調べる第三者委員会による検証結果を10月中にまとめる考えを明らかにした。北海道と本州をつなぎ電力を融通し合う北本連系線(送電容量60万キロワット)は来年3月に30万キロワット増強されるが、「90万キロワットでもまだ細い」と指摘し、さらなる増強も検討していく考えを示した。

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北電の対応が適切だったか中心に検証

 国の認可法人、電力広域的運営推進機関(東京)は外部の専門家らを交えた検証委員会を19日に立ち上げ、21日に初会合を開く。

 検証について世耕氏は、地震当時の道内の発電所体制が「ブラックアウトを回避できるものになっていたのかを明らかにすることが重要だ」と強調。発電所の配置や定期点検の状況、地震発生直後の北海道電力の対応が適切だったかを中心に検証し、結果を「冬の需給対策に反映させたい」との考えを示した。

北本連系線の増強 第三者委の意見聞く

 北本連系線を90万キロワット超に増強することについては、電力会社の投資負担が増え、電気料金が上がる可能性もあるとして「第三者委の意見を聞きながら(増強の必要性を)検討していく」と述べるにとどめた。(工藤雄高、長谷川裕紀)

北海道新聞社

最終更新:9/19(水) 16:59
北海道新聞