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『新潮45』批判を文芸書編集部が繰り返しリツイート 新潮社は「言論統制していない」とコメント

9/19(水) 19:11配信

BuzzFeed Japan

自民党の杉田水脈・衆議院議員が雑誌『新潮45』8月号への寄稿で「(LGBTは)子供を作らない、つまり『生産性』がない」と発信し批判を浴びている問題で、同誌は9月18日に出版された10月号で「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」と称する杉田議員の寄稿を擁護する特集を組んだ。

この内容や新潮社の姿勢を批判するツイートが次々に出るなか、新潮社文芸書編集部のTwitterアカウント「新潮社出版部文芸(@Shincho_Bungei)」が19日未明から、こうした批判的意見のリツイートを次々と行うようになった。

この動きを見た人たちから「自浄能力がある出版社と信じている」と応援ツイートも寄せられている。

新潮社宣伝部は、誰が一連のリツイートをしたかは把握していない、としたうえで、「社内でも様々な意見が存在していますが、弊社では言論の自由を最大限に尊重するという立場から、各部署、社員の個人の意見表明に関して言論統制のようなことは従来より一切行っておりません」とコメントした。
【BuzzFeed Japan Medical / 岩永直子】

新潮社批判の声を繰り返しリツイート

10月号の特集は、新しい歴史教科書を作る会副会長の藤岡信勝氏や文芸評論家の小川栄太郎氏ら保守論客も含む7人の寄稿で構成されている。

企画の冒頭には以下のように編集部の見解が示された。

杉田水脈氏の「『LGBT』支援の度が過ぎる」が、見当外れの大バッシングに見舞われた。主要メディアは戦時下さながらに杉田攻撃一色に染まり、そこには冷静さのカケラもなかった。

特に小川氏の論考は、

”テレビなどで性的嗜好をカミングアウトする云々という話を見る度に苦り切って呟く。「人間ならパンツは穿いておけよ」と。

性的嗜好など見せるものでも聞かせるものでもない。”

などとLGBTのカミングアウトを否定する言葉を連ね、痴漢という犯罪とLGBTのカミングアウトを同等に見る記述もある。

これについて同社宣伝部は「ヘイトスピーチと言う人もいるかもしれないが、会社としては、新潮45編集部の編集権を尊重しており、それに対する様々な意見が社内外から出ているのも認識している。言論の自由を尊重する立場から、それに対して会社としてどうするということではない」としている。

こうした特集の内容や新潮社に対する批判の声が9月18日の発売と同時にツイッターに溢れ、「新潮社出版部文芸」アカウントは、19日の午前0時過ぎからそうした批判ツイートのリツイートを繰り返し始めた。

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最終更新:9/19(水) 19:11
BuzzFeed Japan

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