ここから本文です

心不全薬「強心配糖体」の抗がん作用解明 富山大

9/19(水) 7:54配信

北日本新聞

 富山大大学院医学薬学研究部(薬学)の藤井拓人助教と酒井秀紀教授らは、心不全の薬として使用されている「強心配糖体」が抗がん作用を持つメカニズムを解明した。

 これまで、強心配糖体を服用する心不全患者は、がんを発症しても悪性度が低く、再発率も低下することが確認されてきたが、そのメカニズムは不明だった。

 研究では、がん細胞の細胞膜で、「受容体型ナトリウムポンプ」と呼ばれるタンパク質と、細胞のサイズを調節する別のタンパク質「細胞容積調節アニオンチャネル」が、複合体を作っていることを発見。強心配糖体がナトリウムポンプに結合すると、活性酸素が生じ、細胞容積調節アニオンチャネルを異常に活性化することでがんの増殖を止めることを明らかにした。正常な細胞では、この複合体は存在しなかった。13日の国際科学誌「BBA-Molecular Basis of Disease」電子版に掲載された。

北日本新聞社

最終更新:9/19(水) 7:54
北日本新聞

あなたにおすすめの記事