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『私の奴隷になりなさい』新章で体当たり演技に挑んだ行平あい佳と杉山未央の素顔とは?

9/19(水) 19:33配信

Movie Walker

女たちがご主人様に身も心も支配され、欲望に目覚めていく官能映画シリ―ズの新作2本が連続して公開される。第2弾『私の奴隷になりなさい第2章 ご主人様と呼ばせてください』(9月29日公開)と、第3弾『私の奴隷になりなさい第3章 おまえ次第』(10月13日公開)で、それぞれの主演を務めた新進女優・行平あい佳と杉山未央にインタビューした。

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1作目『私の奴隷になりなさい』(12)で主演を務めた壇蜜に続け!とばかりに、各章で見事に女優魂を魅せてくれた2人。壇蜜の時と同様に、奴隷として覚醒していくヒロインと、女優として開眼していく行平たちのパッションが見事にオーバーラップしていく点もシリーズの見どころだ。

第2章では、大手広告デザイン会社で働く目黒(毎熊克哉)が、清楚だが妖艶な人妻・明乃(行平あい佳) が醸す、奴隷としての素質を見抜いて近づき、彼女の調教願望や変態性を引き出していく。続く第3章では、目黒が奥手な書店員・繭子(杉山未央)の欲望を解放し、奴隷としてだけではなく、美しい女性としての魅力も開花させていく。

■ 体当たり演技に挑んだ心意気とは?

行平は、“ロマンポルノ界の聖子ちゃん”として人気を博した女優・寺島まゆみを母に持つ注目株。早稲田大学卒で、助監督経験もあり、現在は女優と絵コンテ作家を両立しているという才媛だ。彼女は今回のオーディションにかなり意気込んで臨み、見事に主演の座を勝ち取った。

「原作と脚本を読ませていただき、これが映像化した時、どれだけカッコいいものになるのかと思い、撮影がものすごく楽しみでした。体当たり演技についての不安や心配事も一切なかったですし、母も『主演が決まって良かったね』と、ひたすら応援してくれました」。

杉山も東京農業大学在学中に女優の夢を諦めきれずに中退し、俳優の養成所に入ったという異色の経歴の持ち主で、本格的な映画出演は本作が初となった。「オーディションには、露出の多い作品だから特に意気込んで臨んだということはなく、受かりたい一心でやったという感じです。本当に私でいいの?と思いましたが、選んでもらったからには精一杯作品に貢献したいと思いました」。

『悦楽交差点』(15)などの代表作を持ち、ピンク映画のベテラン監督としても知られる城定秀夫監督は、新進女優を丁寧に演出したようだ。行平は「近くに来て細やかに演出してくださる監督で、あえぎ声や仕草なども監督自らやって見せてくださいました。城定監督は男性目線でセクシーだと思える画の最たるものを切り取ってくださるんです」と感謝する。

初めての商業映画出演となった杉山にとっても、城定監督の指導はすごくわかりやすいものだったよう。「監督が『このシーンはこういう声でしゃべって』など具体的に指導してくれました。最初の出演映画が城定監督の作品で良かったです」。

■ 濃厚なラブシーンは信頼関係が大切

また、目黒役の毎熊との信頼関係も大きかったとか。毎熊は行平について「行くところまでいける女性」と評している。行平は「毎熊さんは現場でリードしてくださるだけではなく、精神的にも支えてくださいました。私があまり現場に慣れていなかったからこそ、明乃としてどこまで行けるかという“フルスロットルさ”があったと思います。出し惜しみしない

というか、あとで後悔をしたくなくて。毎熊さんはなにをぶつけていっても、闘牛士のように上手く交わしたり、受け止めてくださったりしたので、目黒さんと明乃の主従関係ともリンクしていった気がします」。

実際、ラブシーンは大変だったが、とても楽しかったという行平。「カメラ位置の関係で普段使ったことのない筋肉を使い、毎熊さんも私も足がつりそうになったし、体力的にはとてもきつかったけど、精神面は大丈夫でした。撮影中はずっと重心が下にあるというか、子宮のあたりに力が入っているような体勢だったので、どこか性へのタガが外れた感じもしました」。

杉山は、人見知りの繭子役ということで、最初は毎熊との間に距離を置いていたが、撮影が進んでいくと、役柄同様にどんどん距離感を縮めていったそうだ。「最初に前熊さんとラブシーンを演じた時、本能的に肌の質感や感覚で、この人になら信頼を寄せられると思えたので、そこから役に集中することができました」。

杉山が一番苦労したのは、強風を受けながら、水を含んだタオルをムチにして叩かれるシーンだったそうで「正直、逃げ出したかったです」と激白。「撮影が冬場で、お湯を含んだタオルでも強風を当てるから冷たくなるし、髪も服も全部びしゃびしゃで、ずっと寒かったです。目黒から叩かれていくうちに愛を感じ、お互いに求め合うという大事なシーンでしたが、快感を得られる表情がなかなか出せなくて。けっこうな数、叩かれたので、かなりリアルな表情が出たのではないかと。そこまで演出していただき、ありがたかったです」。

本作で持てる力を出し切ったという2人。行平は「今回の撮影で、私は映画の現場にいることが一番好きなんだということに気づきました。だからこれからも映像製作の現場にいたいし、できれば俳優部のお仕事も続けたい。俳優としてスタッフさんの職人魂に負けないくらいに気合を入れて頑張っていくことが、人生の目標となりました」と意欲を見せる。

杉山も「私はこの作品で隠すところがなくなって、何ごとにも大らかな気持ちで向き合えるようになったし、なんだか生きるのが楽になりました。女優としても、ここまでさらけ出してできたことは自信になったと思います」と、今後の女優業に向けて、目を輝かせた。(Movie Walker・取材・文/山崎 伸子)

最終更新:9/19(水) 19:33
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