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覚醒した大砲・山川穂高は見事にクリア…「シーズン40発」というハードル

9/19(水) 12:30配信

ベースボールキング

覚醒した“おかわり2世”

 西武の大砲が初のタイトル獲得へ向けて独走体勢に入った。

 19日に行われた日本ハム戦(メットライフ)の5回。先頭で打席に入った山川穂高は、2球目の外から入ってくる緩い変化球をフルスイング。高々と舞い上がった打球はそのままレフトスタンドへと吸い込まれた。

 解説者も「よい子はマネしないで…」と語るほどの強引なバッティングではあったが、これが今季42号の本塁打。タイトル争いで2位につける柳田悠岐(ソフトバンク)との差は「8」本に広がり、いよいよ自身初のタイトルが目前に迫っている。

 2013年のドラフト2位で入団した山川は、入団当初から“おかわり2世”と呼ばれて期待を受けていた選手。プロ入り後は粗さもあってなかなか一軍に定着することができなかったものの、プロ4年目の昨年ついにその才能が開花。シーズン途中からは4番を任されるまでになり、78試合の出場で23本塁打をマークした。

 迎えた今季はブレイクの反動が心配されたものの、本人はそんなものどこ吹く風。3・4月に24試合で打率.337、11本塁打、33打点の大暴れを見せてチームのスタートダッシュに貢献。5月は月間打率.221で3本塁打とやや調子を落としたものの、7月には打率.347、8本塁打と復調。8月は打率.217とまた少し勢いが止まったが、それでも本塁打は9本マーク。9月に入るとここまで14試合で打率.365、6本塁打とまた調子を上げ、逃げ切りを図るチームを引っ張っている。

両リーグで40発超え誕生なら10年ぶり

 昨季は両リーグ通じて40本塁打以上放った選手がおらず、シーズン40本塁打は2016年の筒香嘉智(44本)以来のことになる。

 かつてはパワーヒッターのひとつの目安となっていたシーズン40本塁打の大台であるが、2010年以降はその数が減少。珍しい記録となっていた。

【2010年以降・シーズン40本塁打以上達成者】
▼ 2010年
49本 ラミレス(巨人/2010年)
47本 ブラゼル(阪神/2010年)
44本 阿部慎之助(巨人/2010年)

▼ 2011年
48本 中村剛也(西武/2011年)

▼ 2012年
達成者なし

▼ 2013年
60本 バレンティン(ヤクルト/2013年)
41本 ブランコ(DeNA/2013年)

▼ 2014年
達成者なし

▼ 2015年
達成者なし

▼ 2016年
44本 筒香嘉智(DeNA/2016年)

▼ 2017年
達成者なし

▼ 2018年
42本 山川穂高(西武/2018年)☆9月18日終了時点


 ご覧の通り、2010年以降では8名しか達成者が出ていない。日本人選手に限れば山川で4人目となる。


 なお、今季はセ・リーグでも丸佳浩(広島)が36本、筒香嘉智(DeNA)は35本のアーチを描いており、熾烈なタイトル争いを展開中。本塁打王が両リーグとも日本人選手となると、2015年の山田哲人(ヤクルト)・中村剛也(西武)以来で3年ぶり。また、両リーグから40本塁打以上の選手が出れば、2008年以来で10年ぶりの記録だ。

 シーズンも残りわずか。優勝争いやクライマックスシリーズ進出をかけたチームの争いとともに、個人のタイトル争いからも目が離せない。

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