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セールスフォース、コラボツール「Quip」を強化--スライド機能などを追加

9/19(水) 11:20配信

ZDNet Japan

 Salesforceは米国時間9月18日、コラボレーションツール「Quip」の機能強化を発表した。これにより、スライド機能「Quip Slides」が追加され、コメント機能の追加や、コラボレーション機能の強化が実施されたほか、作成したスライドデッキについて、仕事仲間が実際にオープンしたものや、エンゲージメントアクティビティの高いものに関する洞察を得られるようになっている。

 Quip Slidesの追加によりQuipは、生産性ツールのスイートととして完成度を高めたことになる。2016年にSalesforceによって買収されたQuipの製品は、既にドキュメントやスプレッドシートを取り扱えるようになっているものの、「Microsoft Office」やGoogleの「G Suite」に対抗できる競合となるには至っていない。しかしSalesforceは、同社のプラットフォームを用いたコラボレーションや、同プラットフォームとの統合によって、ユーザーに対するQuipの訴求力を高められると期待している。なお、生産性スイート分野にはAppleからAmazon、Cisco Systems、Slackに至るまでのさまざまな企業が取り組んでいる点にも言及しておく必要があるだろう。

 Quipの最高経営責任者(CEO)Kevin Gibbs氏によると、18カ月以上をかけて取り組まれたSlidesプロジェクトは、壇上での使用に供さないスライドデッキを作成している79%の人々を念頭に置いているという。こうしたデッキは通常の場合、社内チームや単一の顧客に向けて作成されるものだ。Gibbs氏は「この市場にはもっと力が入れられて然るべきだ」と述べている。

 Gibbs氏は、Quip Slidesに搭載したインタラクティブツールによって、チームの打ち合わせ回数を削減できるようにするのが同ソフトウェアの目的だと述べている。同氏は「スライドを今まで以上にインタラクティブなものにする方法を見つけ出せれば、打ち合わせを減らし、その時間を有効に使えるようになる機会が生み出されるはずだ」と述べている。Googleも、最近実施した「Gmail」とG Suiteの刷新に際して、こういった考えを表明している。

 Quip Slidesではこれに加え、Salesforceのデータや、スプレッドシートとのリアルタイムでの接続もサポートされている。リアルタイムのデータと接続することで、スライドデッキを最新状態に保てるようになる。さらにQuipは、新しい「Live Apps」の提供により、「Box」や「Dropbox」とのコンテンツ統合もサポートする。

 こうした機能の追加により、Quipプラットフォームの完成度が高まるとともに、スイートとしての機能が充実する。また、Quip Slidesにはチャットやコメント、共同編集、チャート作成、インタラクティブなフィードバックプロンプト、エンゲージメントに関する洞察といった機能も組み込まれている。

 Quip Slidesのデモでは、他社のプレゼンテーションアプリとよく似たなじみあるインターフェースや、コメント機能、コラボレーション機能、チャート作成機能が強調されていた。また、GIFアニメの検索エンジンである「Giphy」との統合機能も搭載されていた。

 最も有用なのは、リアルタイムのデータや、利用可能な調査との接続機能だろう。また、対話履歴も重宝するはずだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

最終更新:9/19(水) 11:20
ZDNet Japan

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