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韮山反射炉れんが7%修理 20年度から外部980個

9/20(木) 7:38配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 世界遺産韮山反射炉の保全・修復方法を検討する有識者会議「伊豆の国市史跡等整備調査委員会韮山反射炉整備部会」が19日、伊豆の国市の韮山反射炉ガイダンスセンターで開かれた。2020年度から実施予定の反射炉本体の修理について、外部れんがの約7%(約980個)に行う方針を決定した。

 1857年に完成した韮山反射炉は、約2万6千個のれんがで構成されている。明治期と昭和期の計3度の大規模修理工事を経た現在も約8割の築造当時のれんがを残すが、前回の修理から30年が経過し、外部の約1万4千個のれんがには損傷も目立っている。

 委員は反射炉でれんがの状況を確認した後、非公開で会議を行い、終了後に中山俊介部会長(東京文化財研究所文化遺産国際協力センター長)が説明した。表面から4センチ以上欠けている約330個に関してはれんがの差し替えを行い、2~4センチ欠けている約650個はれんがの貼り付けなどで対応する。2センチ以下のれんがは手をつけず、経過観察する。他にもれんがの隙間を埋める目地の材料などを決定した。

 市は現在行っている修理の基本設計に今回の決定事項を反映し、2019年度の実施設計の後、20年度から2カ年の修理工事に着手する。

静岡新聞社