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DeNAルーキー東に5連敗の由伸巨人 スコアラー新体制が機能していない?

9/20(木) 16:49配信

東スポWeb

 また同じ相手にやられた。巨人は19日、DeNAに1―6で完敗。借金は今季ワーストの8に膨らみ、1997年以来21年ぶりの東京ドーム負け越しが決定した。相手先発のルーキー東に対し、打線は7回二死までパーフェクト投球を許すなど手も足も出ず。これで新人左腕に対しては屈辱の5連敗だ。高橋由伸監督(43)が就任後初めて試合後の会見を拒否するほどショックの大きい一敗となった。東を筆頭に今季はなぜGキラーを大量生産してしまっているのか――。

 攻略の糸口はまたしても見つからなかった。打線は4戦4敗の東に対し、投手以外すべて右を並べたが快音は一向に響かない。先発の吉川光が初回先頭の大和に先制弾を浴び、4回途中5失点(自責点4)KOされると、ドームは早くも敗戦ムードに包まれた。

 ここのところ元気のない打線は東の前に6回終了まで一人の走者も出せず完全沈黙。客席がざわつき始めた7回二死にマギーがソロを放って一矢報いたが、反撃はこの一発止まりだった。

 試合後、由伸監督は就任後初めて会見場に姿を見せなかった。広報関係者が「申し訳ございません。今日の会見は勘弁してください」と意向を伝え、村田ヘッド兼バッテリーコーチが思いを代弁。「あの内容じゃ監督も話すことがないわな。コーチ陣として申し訳ない。見せ場もなかったからな。5回も(勝てない)というのは恥ずかしいこと」と話した。吉村打撃総合コーチは記者の質問を制し「明日も頑張ります」と2度繰り返した。二岡打撃コーチは「これまで打てなかった事実があるわけだし、コーチとして反省しないといけない。選手に申し訳ない」と頭を下げた。

 ルーキーの東に5連敗はやられすぎだが、今季の巨人はとにかく同じ相手に星を献上し続けている。前回中日戦で7回1失点に封じられたガルシアには3敗(1勝)を喫し、対戦防御率は東の160に迫る1・80。20日対戦予定のヤクルト・小川にも2016年から7連敗中で今季も4戦3敗、対戦防御率は1・59となっている。打者ではこの日対戦した筒香に今季35本塁打中、巨人は12本を献上。広島・丸にも打率4割2分9厘、8本塁打、21打点と巨人がセ5球団で最も打たれている。

 なぜ、こうもやられっ放しなのか。現場スタッフからは「コーチの責任でもあるが、スコアラーから上がってくる情報の精度、質にもバラつきがある」との声が聞かれた。巨人は今季から鹿取GMの音頭でスコアラーのローテーション制を廃止し、各球団に担当を配置。同時に思い切った人員の入れ替えも進めた。だが、この新体制が思うように機能していない可能性があるという。

 セ球団スコアラーの一人が本紙に気になる指摘を放った。「巨人のスコアラーは昨年まで多くの目で1球団を見て、身内で情報をすり合わせていました。人数をかけてきたこともあって、他球団の人間とは必要以上に交流するな、という文化もある。それはそれで一つのスタンスです。でも今年は人数を減らしたのに、文化は残っている。だから他の4球団はつかんでいる情報を、巨人さんだけが知らないということもあるんです」

 これが事実なら、末端のスコアラーには酷な話だ。新米であればなおさらだろう。新設のスコアラー室長を兼任する鹿取GMは試合後にスコアラー室の責任を問われ「やるしかないです」と返したが…。DeNAとは残り1戦。巨人にリベンジの機会は巡ってくるのか。

最終更新:9/20(木) 16:55
東スポWeb

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