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国体パラグライダーを連覇 風読み正確に着地/兵庫・丹波市

9/20(木) 18:00配信

丹波新聞

 兵庫県丹波市内で「丹波パラグライダースクール」を開校する梅迫賢一さん(48)=同市氷上町=が、このほど福井県勝山市で行われた国民体育大会「福井しあわせ元気国体」のパラグライダー競技で優勝し、国体2連覇を達成した。ターゲットの近くに着地したほど上位になる「アキュラシー」種目で、正確な着地を見せ、2位に大差をつけて頂点に立った。「去年の優勝はまぐれかと思ったけど、今年も優勝できて自信がついた」と喜んでいる。

 国体の同競技は、幅広く国民に親しまれているレクリエーションスポーツの競技「デモンストレーションスポーツ」という位置づけで実施。離陸後、直径30センチのターゲットをねらって着地する。着地点との距離が近いほど良く、6本飛んだうち5本の合計距離で競った。

 34人が出場。風向きが目まぐるしく変わる悪条件で苦戦する選手が多い中、梅迫さんはブレーキとアクセルを巧みに使い分けて翼の角度をコントロール。最短で13センチをマークしたほか、1メートル以内の着地を連発し、計3メートル64センチで優勝した。2位の選手は7メートル以上だった。

 神戸市出身で、17歳で初めてパラグライダーを体験。本格的に技術を身に着けるため、丹波市青垣町の練習場で腕を磨き、同町に移住した。20歳代前半には、ワールドカップに参戦し、世界各地を転戦。10年ほど前に同スクールを開いた。

 「空を飛ぶこと自体が魅力。自由に飛べるようになると、自由に景色を楽しめる」と目を細める。「丹波市は、日本海側からと瀬戸内海側からの風がぶつかって上昇気流が起きやすく、地形的にもフラットでパラグライダーの環境としては適している」と話し、教室生30人ほどに楽しさを伝えている。

 「パラグライダーは今年のアジア大会で正式競技になった。東京五輪ではかなわなくても、その次のパリ五輪で競技に採用されるとうれしい。そこに選手を送り出せたら」と夢を語った。

最終更新:9/20(木) 18:00
丹波新聞