ここから本文です

若手監督が棚橋弘至にした演技指導とは?『パパはわるものチャンピオン』監督インタビュー

9/20(木) 17:10配信

dmenu映画

人気プロレスラー棚橋弘至さんの初主演映画『パパはわるものチャンピオン』の監督に抜擢され注目が集まる若手映画監督の藤村享平さん。大学受験勉強の最中に突然映画界に進路を変更。働きながら脚本を書き続ける苦悩の日々を体験しながらもまっすぐに育ててきたピュアな感性がいま輝きを増そうとしています。棚橋さんらとの撮影のエピソードも含め、映画への情熱を語ってもらいました。

絵本との運命的な出会い

Q:映画『パパはわるものチャンピオン』の企画には、どのようなきっかけで携わられたのですか?

プロレスラーの方を使った企画があることを聞いて、プロットを書いてみることになりました。プロレス雑誌を出版されている方に取材に伺って「最近プロレスって、どうなんですか」というところから教えてもらい、その過程でプロレスラーの棚橋弘至選手が小学校の読み聞かせで絵本を読んだという話を聞きまして、それがこの絵本(「パパのしごとはわるものです」「パパはわるものチャンピオン」岩崎書店刊)だったんです。父親の仕事を子どもが調べたら、ヒールレスラーだったと分かるという設定が面白いんですけど、何よりこの作品が持っているテーマ性がすごく普遍的だと感じたんです。働くとはどういうことかが書かれているし、子どもがお父さんの仕事を知ってちょっと大人に成長するということが短いストーリーの中に詰まっているから魅力を感じました。プロレスを知らない僕にも脚本が書けそうだと感じ、映画用のプロットを書いて、その企画書が通ったということなんです。

Q:脚本家として惹きつけられたんですね。

そうですね。プロレスだけでなく家族の要素もあるから、その2つを合わせれば行けるかなと。だからこの絵本に出会えたのは本当に大きかったです。

Q:運命的ですね。

ええ、僕もそう思います。

Q:監督に決まった時はどうでした?

監督として長編映画が撮れるという喜びはありましたが、プロットは書けても、それを物語の中の具体的なシーンとしてつなげていくというのは大変な作業なんです。それに僕は結構変な作品ばかりを作って来た監督なので、こんな普遍的で王道の作品は初めてでした。だから嬉しい反面、プレッシャーでしたね。

1/2ページ

最終更新:9/21(金) 13:25
dmenu映画