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「めくる異文化交流」日本で暮らすアフリカ人青年の葛藤をコミカルに描いた漫画が話題に

9/20(木) 18:10配信

AbemaTIMES

 日本育ちのアフリカ人青年の体験をコミカルに描いた漫画『アフリカ少年が日本で育った結果』が今、Twitter上で話題を呼んでいる。

 この作品を生み出したのが、ある時は身長180cmの体をスーツに包んでビジネス街を闊歩し、またある時は謎のアフリカンカラーのTシャツ姿で漫画を執筆。さらには、流暢な関西弁まで操ってしまう星野ルネさんだ。カメルーン生まれで、4歳の時に母親が日本人と再婚したことを機に来日。兵庫県姫路市で暮らし始めた。

 「日本に来たばっかりの頃はフランス語と部族の言葉をちょっとだけしか喋れなかった。でも、同じ白いキャンパスに同じクレヨンを持てば言葉は一切いらないんで、みんなとコミュニケーションが取れた。初めて日本の人たちと触れ合えた瞬間。だから絵を描くことが好きになった」。

 今年3月、作品をツイッター上に投稿したところ、「日本とカメルーンの文化が出会うことで起こる化学反応が面白い」「作者の洞察力と関西人要素がいい感じに効いてて無茶苦茶笑える」「自分が持ってる先入観に何度も気づかされた」と瞬く間に話題となり、フォロワー数は5か月で4万人を突破した。投稿にも工夫が光る。「だいたい朝方、5時から7時に投稿している」。Twitterへのアクセスが増える通勤・通学の時間帯を狙って毎朝投稿することで読者の習慣化を狙う。また、スクロールしなくても読めるよう、話は1ページ完結だ。

 投稿から3か月後には出版の話も舞い込み、先月には単行本化された。編集を担当した毎日新聞出版株式会社の久保田章子さんは、「兄弟が外国人と結婚していて、甥っ子、姪っ子がハーフ。ルネさんの体験ってすごく参考になると思ったし、同じような境遇の子たちにも読んで貰いたいなと」と話す。無名の作家としては異例の注文数、紀伊国屋書店では棚の一番目立つところに置かれる破格の扱いだ。さらに、アマゾンの社会学カテゴリーではなんとランキング1位を獲得した。

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最終更新:9/20(木) 18:10
AbemaTIMES