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トランプ関税による勝ち組はアップル、負け組は米国の消費者

9/19(水) 13:59配信

Bloomberg

トランプ米大統領は17日、重要な年末商戦を控える中で、中国製品2000億ドル(約22兆5000億円)相当への関税を発動すると発表した。米中が全面的な貿易戦争に向かう可能性が高まった。

米国は24日から10%の追加関税をハンドバッグや家具から魚介類やドライフルーツに至るまでの製品に課し、2019年には関税率を25%に引き上げる。中国は直ちに反撃し、米国の発表から数時間後に米製品600億ドル相当を対象に報復関税を課すと発表した。これは米中の対立の深刻化を招く恐れがある。トランプ大統領は中国政府が報復した場合、中国製品2670億ドル相当を対象にする追加関税を目指すと表明している。

製造業者や小売企業、経済団体は何週間にもわたり、関税対象製品の最終リストからの除外を目指し、ロビー活動を繰り広げてきた。勝ち組と負け組の一部は以下の通り。

負け組:

米国の消費者

米国の家庭は覚悟が必要だ。トランプ氏の新たな関税のリストは、石けんやシャンプー、手工具や家具、皮革製品やハンドバッグ、冷蔵庫や掃除機、皿やコップなど、あらゆる家庭用品が対象となり、こうした米国のほぼどんな家庭にもある多くの定番商品の価格が上昇する可能性が高い。クリスマスツリーに飾る電飾も中国製ならば値上げから逃れられない。

自転車利用者

自転車業界が関税の対象除外に躍起になっていたにもかかわらず、サドルやスポークからチューブやフレームに至るまで、ほぼ全ての自転車部品が米国の新たな関税リストの対象となった。

食通

キャビアと言えばロシア産を連想するかもしれないが、世界の最高級品の一部は中国産であり、キャビア好きの人は同製品が関税リストに含まれたことを嘆くことになるだろう。ティラピア、イガイ、ナマズ、タラ、魚卵などを好きな人や、アーモンドやマカデミアナッツなどのスナックを食べる人も、より多くの金額を支払わなければならなくなる公算が大きい。

このほか、ボート・ヨット乗りも負け組の一角だ。

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最終更新:9/19(水) 13:59
Bloomberg