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苦境の米テスラ、増資で25億ドル調達の可能性もーモルガンS

9/19(水) 16:15配信

Bloomberg

モルガン・スタンレーのアナリストらは、電気自動車メーカーのテスラが年内にも増資に動く可能性があるとみている。同社が生産を増強しているほか、転換社債の満期に備えるためだ。

アダム・ジョナス氏含む同行のアナリストらは18日のリポートでさまざまな可能性を記し、一連の騒動で過去6週間に株価が25%下落したテスラが、同社のビジネスモデルに関心がある戦略的投資家から10ー12月(第4四半期)に株式発行で25億ドル(約2800億円)を調達する可能性があると指摘した。

テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、財務改善に伴い資本調達の必要はないと繰り返し発言している。同氏は先月、年内にフリーキャッシュフローが黒字化し、創業15年で初めて持続的に利益を創出できるようになるだろうと語ったほか、来年満期を迎える転換社債約9億ドルの償還資金にキャッシュフローを利用できるとの見通しも示していた。

アナリストらは、「テスラが現金を十分生み出せるなら」、増資の必要はないと強気派は言うだろうが、「その必要がない時に資金を調達しておく方が、会社にとってはるかに好ましいというのがわれわれの見解だ」と説明。具体的な案件が検討されているとは承知していないとして、今後数四半期に起こり得る「イベント」の予想の一環として増資のシナリオを提示したものだと付け加えた。さまざまなイベントの中で、テスラの株価は97ー441ドルの範囲で変動する可能性があるとの見通しも示した。

同行はテスラに対し「イコールウエート」の投資判断を継続。目標株価は291ドル。同社株の18日終値は前日比3.4%安の284.96ドルだった。

原題:Morgan Stanley Sees $2.5 Billion Equity Raise for Troubled Tesla(抜粋)

Anand Krishnamoorthy

最終更新:9/19(水) 16:15
Bloomberg