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イスラエルの女性にとって平和とは?(4) ホロコーストを経験した犠牲者だからこそ占領を阻止すべき

9/21(金) 6:33配信

アジアプレス・ネットワーク

イスラエル人でありながら、イスラエルの占領に反対し、パレスチナ人を支援している人たちがいる。「私たちは少数派。でもデモクラシーを信じ、希望を失わず、もがき続けなければ」。パレスチナの街角に立ち、平和デモを続けるイデットさんとミシェールさんに話を聞いた。最終回。(エルサレムにて取材・古居みずえ・アジアプレス)

第4回:イスラエル人平和活動家 イデットさん(50代)、ミシェールさん(50代)

◆パレスチナ人を支援するイスラエル人のデモで

「占領・入植反対!」「占領に終わりを!」
手にプラカードや煙幕やパレスチナの旗をかかげて、道の横で訴えかけている人たちがいた。イスラエルの占領に反対する人たち、イスラエル人平和活動家たちだった。

シェイクジャラという町は東エルサレムの北西部にあり、人口3千人、パレスチナ人が多く暮らしている。

2009年、シェイクジャラでパレスチナ人の3軒の家が強制退去され、そこにユダヤ人入植者が住むようになったとき、イスラエル人活動家が立ち上がり、始まったという。
シェイクジャラのデモに毎週のように来ている女性たちの話を聞いた。

◆イスラエル人が立ち上がることの意味

イデットさんは、
「ここに立ち始めて7年になる。シェイクジャラからのパレスチナ人たちの立ち退きを回避することができたけれど、今年また退去が始まってしまった。シェイクジャラを含めもっと多くの人たちが数カ月以内に立ち退きの危機にさらされている。だから私たちがここに立つことが、今また大きな意味を持つようになったの」

「私たちは何年もの間、毎週ここにきているけれど、それはやはり少数派であって、真にイスラエルに政治的変化をもたらしているとは言えないと思う。遅らせたりすることぐらい。それでも、私はここにいるかぎり現状を変えようとすることが、自分の義務だと思う。だから私たちはこれで終わりもう永遠にこのままだなんて決めつけるべきじゃない。デモクラシーを信じ、希望を失わず、もがき続けなければ。次の世代か数年のうちかわからないけど、もしかしたら状況は変わるかもしれないのだから」

プラカードや煙幕を通り過ぎる人たちは横目で見ていく。抗議の言葉をかけるイスラエル人もいれば、車のクラクションを鳴らして、「ありがとう」と言うパレスチナ人たちもいる。

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