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非正規職員71人に賃金遅延 未払い相次ぐ藤沢市

9/21(金) 13:20配信

カナロコ by 神奈川新聞

 神奈川県藤沢市は20日、非正規職員への賃金の支払いに遅延があったと明らかにした。市によると、2018年度だけで支払いが遅れた非正規職員は71人に上るという。同日の市議会本会議で、井上裕介氏(市民クラブ藤沢)の一般質問に答えた。

 市では今月、市内保育園の土地や建物の賃借料の滞納や、契約業者への支払いの遅延が相次いで発覚。井上市議から「他の課でも同様の問題がある」との指摘を受け、一部の部署で調査していた。

 遅延があったのは、介護保険、保険年金、スポーツ推進、生涯学習総務の計4課と総合市民図書館に所属している非常勤職員や短時雇用職員計71人。うち37人に対しては支払いを終えたが、残り34人は現在手続き中という。

 非正規職員への賃金の支払い業務は、正規職員とは違って各課が担当するため事務手続きに遅れが生じたとみられる。

 井上市議は本会議で「市が(今回遅延が発覚した)部署の過去5年間の支払い業務を調べたところ、千件ほど遅延があったと聞いた。振込先や支給日の誤り、事務処理の遅れ、といった理由のものもある。このままでは『ブラック自治体』になってしまう」と批判、全庁的な調査を求めた。これに対し、市は「(支払いの遅れは)あってはならないことで大変申し訳ない」と陳謝したが、全庁的な調査の有無については答弁しなかった。