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ひとり飲みの快楽 「刹那的な出会い」がたまらない

9/22(土) 3:10配信

DANRO

ひとり飲みは何かと好都合

このごろひとり飲みの楽しさを覚え始めつつあります。かつては人と話すのが楽しいから飲み屋に行っていたものですが、このごろではひとりで飲み屋にたたずんでも十分楽しめるようになってきたので、隙をみてはドトールにでも行くかのごとく酒場に足を運びます。(松本宰)

【写真】まるで宝石のような美しさ!銀座・老舗バー「至高のカクテル」

ひとりだと好きなものを好きなだけ頼めるのが良いです。やたら刺身ばかり頼んでも、生肉ばかりを頼んでも誰にも気兼ねは無用です。とりあえずサラダを……などと言ってシーザーサラダを頼んでおく必要もありません。

それに、ひとりだと人気店でも比較的入りやすいことにも気がつきました。満員御礼かと思いきや、カウンターにひとり分のスペースがこっそり隠れていることもしばしばなのです。

たとえば東京・祐天寺に「もつ焼き・ばん」というレモンサワー発祥の地と言われている店があり、いつも店外にまで行列ができるような人気の大衆酒場なのですが、「意外とひとりで行けばカウンター席が空いているもんだ」と、先日飲み屋のカウンターでたまたま隣になったご老人がおっしゃっていました。

そのご老人と出会ったお店も、黒ホッピー発祥の地である恵比寿の名店なのですが、ここもたいていは混んでいるものの、ひとりで行くとカウンターにもぐりこめることがわりとあります。

ひとり飲みの流儀とは

ひとり酒場で飲むときに一体何をするのか。これについては、まだひとり飲みビギナーの私としては対応に迷っているというのが正直なところです。

店の人と語らう常連さんもおりますが、私はそれにはあまり与(くみ)したくはない派です。もちろん、馴染みの店を持つことはかねてからの憧れですが、ひとりで放っておかれたい夜だってあるのです。

お店の方とは、
「毎度どうも。今日はおひとりですか?」
「そうなんです」
くらいの挨拶にとどめ、時折、「今日は鰹の良いのが入ってるんですが、どうですか?」、「じゃ、いただきます」といった会話をするくらいがちょうどいい。

そうかと言ってスマートフォンをずっといじっているのもいささか無粋な気がします。ついつい孤独をまぎらわせるためか、知り合いに現状を報告したり、鳥のアイコンのアプリに投稿したくなってしまいますが、そこはなるべくストイックにいきたいところです。

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最終更新:9/22(土) 7:48
DANRO

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