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任天堂スイッチオンラインを有料化、後発なのにサービスは貧弱と酷評

9/20(木) 5:05配信

Bloomberg

任天堂が人気ゲーム機スイッチ向けのオンラインサービスを有料化した。オンラインゲームに対する慎重姿勢を転換し、先行するソニーやマイクロソフトを追撃する狙いだ。だが専門家の間では、機能面では見劣りしておりライバルの背中は遠いとの声もある。任天堂はスイッチを発売した2017年3月から第三者と対戦できる環境などをお試し期間として無料開放していたが、19日から「ニンテンドースイッチオンライン」として課金を始めた。個人プランの場合、1カ月300円、12カ月なら2400円。しかし、お試しの利用者からは複数人で遊ぶ際の使い勝手の悪さなどが指摘されていた。

2017年3月発売のスイッチは世界で人気を博したが販売は一段落。こうした中、今年は4月に段ボール製工作キット「ニンテンドーラボ」を投入、今回は継続収入が期待できるオンラインサービス開始で巻き返しを図る。人気タイトルのマリオシリーズや「スプラトゥーン2」を配信中。料金は競合他社より低く設定した。

だが、市場の評価は厳しい。調査会社IHSマークイットのゲーム部門責任者、ピアス・ハーディングロールス氏は「任天堂はソニーやマイクロソフトより5年以上遅れている。オンラインサービスは機能するとは思うが、期待値の最低限レベルだろう」と指摘する。任天堂ではこうした評価などに対しコメントを控えた。

オンラインと任天堂

任天堂はオンラインゲームに対する考え方や開発コストの問題から、スイッチでのオンラインサービス強化に二の足を踏んでいたようだ。子供たちが見ず知らずの他人とオンライン上でプレーすることを嫌うなどの傾向があり、調査会社カンタンゲームズのセルカン・トト代表は「オンラインは任天堂のDNAではない」と分析している。

任天堂がオンラインサービスで専用サーバーを使わない安価なP2P技術を採用したことについても不安の声が上がる。オンラインゲーム専門家のペニー・デ・ビル氏は「P2Pではゲームの速度は最も遅いプレーヤーに合わせなければいけない。任天堂がゲーマーのニーズに対応する気なら、専用のサーバーやゲーム機を用意することも検討しなければいけない」と話す。

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最終更新:9/20(木) 5:05
Bloomberg

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