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危険な「車検切れ」走行の実態 推定20万台前後 国交省も新装置で街頭検査を本格化

9/23(日) 14:10配信

乗りものニュース

2時間の調査で違反車両2台、うち1台は悪質

 国土交通省関東運輸局 千葉運輸支局は2018年9月14日(金)、「可搬式ナンバー自動読取装置」を使用した街頭検査を、千葉県内の道の駅で実施しました。

【写真】持ち運び可能 ナンバー自動読取装置のカメラ

 この装置は、道路脇などに設置したカメラで走行する車両のナンバーを読み取り、瞬時にデータベースと照合して登録情報を確認するもの。目的は無車検(車検切れ)の状態で公道を走る車両への対策強化です。

 国土交通省では2017年度から公道でこの装置の試行運用を重ねていますが、本運用は今回が初めて。2時間の検査で746台のナンバーを読み取り、車検切れ車両1台、無登録車両1台をとらえ、ドライバーに対して直接指導・警告を行ったといいます。この2件についてはさらに、警察も道路運送車両法違反の容疑で捜査中だそうです。

「クルマは使っているうちに必ず壊れます。車検が切れているということは、点検整備をしていないということですので安全上の問題もあるうえ、ほとんどの場合、自賠責保険も切れており、事故時の補償もできません」

 このように話すのは、国土交通省自動車局整備課の担当者です。同課に詳しく話を聞きました。

――まず、ナンバー読み取り装置を用いた街頭検査の手ごたえはいかがでしょうか?

 効率が全然違います。従来の街頭検査では、担当者が1台ずつ車両を止めて車検証を確認していましたが、今回のような装置を用いた検査は手間も時間もかかりません。

――試行運用の段階と本運用とで、何がちがうのでしょうか?

 試行運用では、無車検運行が確認された使用者に対し、まずその使用停止と車検を受けるよう促すハガキを送付してきました。今回から始まった実運用は、直接その場で指導・警告を行うという即時性に効果があります。なお、試行運用の段階でも警察に通報するなどして連携しており、悪質性が高いと警察が判断したものについては適切な処分がなされているでしょう。

※ ※ ※

 ちなみに、関東運輸局によると、今回の千葉における街頭検査でとらえられた無登録車両1台は、ナンバー登録を一次抹消のうえ、ちがうクルマのナンバーをつけて運行していたとのこと。国土交通省自動車局整備課の担当者は、悪質性の高いケースであると考えているそうです。

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