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それでも「オスプレイ」が欲しいワケ すでにある大型輸送ヘリと併用したい陸自の思惑

9/24(月) 15:10配信

乗りものニュース

難航する陸自「オスプレイ」配備

 陸上自衛隊向けV-22「オスプレイ」は2018年9月現在、その配備に難航していますが、陸上自衛隊は既に大型輸送ヘリコプターCH-47「チヌーク」を持っています。それでもオスプレイが欲しい理由はどこにあるのでしょうか。

【写真】「オスプレイ」機内の様子

「オスプレイ」には米海兵隊向けのMV-22と、米空軍向けのCV-22、そして米海軍向けのCMV-22などの、複数の「オスプレイ」が存在します。基本的な性能はどれも同じですが、特殊作戦に従事するという任務の特性から、米空軍のCV-22には「地形追従装置」が取り付けられています。この装置は、夜間などの見通しが利かない場合でも、山肌を這うように飛行することができる装置のことです。陸上自衛隊は、オスプレイの搭載力とスピードに期待して導入を決定したため、米海兵隊向けのMV-22を採用するといいます。

「オスプレイ」の導入には様々な議論が行われておりますが、陸上自衛隊ではすでに、千葉県にある木更津駐屯地への暫定配備を決めており、いずれは佐賀県にある佐賀空港に17機の陸上自衛隊向け「オスプレイ」が配備されることになります。

 大きな注目を集めている「オスプレイ」ですが、陸上自衛隊には大型輸送ヘリコプターがあります。ではなぜ、「オスプレイ」の導入を決めたのでしょうか。

「オスプレイ」は、ほかの航空機とは違い3種類の飛行モードを使い分けることができます。ひとつ目は、固定翼並みの速度や距離を飛行することができる「固定翼モード」。ふたつ目が、離陸時の加速や、着陸前の減速で用いられる「転換モード」。3つ目が、ヘリコプターの様にホバリングや垂直離着陸することができる「垂直離着陸モード」です。こうした3つの飛行モードを使い分けられるのが、「オスプレイ」ならではの特徴です。

 陸上自衛隊は、この特徴を持つ「オスプレイ」が、島しょ防衛や災害派遣などの国防において有益な能力を持っているとの理由で、導入を決めました。

 固定翼機のように多くの人員や物資を搭載して、ヘリコプターよりも迅速に飛行して、ちょっとしたスペースがあれば垂直離着陸することができる「オスプレイ」の能力は、陸上自衛隊にとって、とても魅力的だったのです。

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