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佐原大祭“舞台裏”ツアー 山車の綱引き体験も /香取

9/25(火) 11:58配信

千葉日報オンライン

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されている千葉県香取市の山車行事「佐原の大祭」の準備を体験してもらうツアーが23日、市内で開かれた。県内外から集まった53人が、10月12~14日の秋祭りに向けて組み立てられる山車を見学したり、実際に引いてみたりし、大祭の“舞台裏”を満喫した。

 佐原商工会議所が主催し、今年で2回目。大祭の裏側を知ることで、佐原を訪れるリピーターになってもらおうと企画した。

 ツアー客は佐原の東関戸区を訪れ、同区の「大楠公(だいなんこう)」の山車の組み立てを見学。全長約8メートル、重さ約4トンにも及ぶ巨大な山車にはめ込まれる精巧な彫刻や、楠木正成の人形を間近で目にし「美しい」「迫力がある」と興奮した様子で歓声を上げていた。

 このほかにも山車を綱で引いたり、かじを取る「てこ棒」をかついだりして地元の伝統を堪能した。友人と参加した東京都立川市の三宅弘晃さん(35)は「大祭の歴史についての説明もあり、文化を感じることができた」と満足そうに話した。

 同区で祭事副区長を務める石川徹さん(64)は「準備風景を見てもらうことで、大祭により興味を持ってくれればうれしい」と語った。

 佐原の山車行事は、18府県33件の祭りで構成する「山・鉾(ほこ)・屋台行事」として、おととし12月にユネスコ無形文化遺産に登録された。