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沖縄知事選候補めぐり拡散 「給食無償化を掲げて値上げした」は本当か?

2018/9/26(水) 12:05配信

BuzzFeed Japan

沖縄県知事選挙(9月30日投開票)をめぐり、ネット上でのそれぞれの候補へのネガティブキャンペーンが加熱している。その中で、無所属新人で元宜野湾市長の佐喜真淳氏=自民、公明、維新、希望推薦=が「市長時代に給食費無料を掲げて当選したが、結果として値上がりした」という言説が拡散されている。【BuzzFeed Japan / 籏智広太】

結論からいうと、これはミスリードだ。BuzzFeed Newsは、ファクトチェック を実施した。

国会議員らが拡散

2012年から今回の知事選に立候補するまで、佐喜真氏は、宜野湾市長を二期務めていた。

最初の市長選で掲げていた公約のひとつが、小学校給食費の段階的無料化だった。当時の琉球新報(12年1月21日)にも、以下のように記されている。

《福祉・教育で「市内公立小学校の児童の給食費を段階的に無料化する」との考えを示した》

今回の選挙戦においても、佐喜真氏の公約のひとつに「子どもの給食無償化」が掲げられている。

これに対し、「当選したら給食費を値上げした」「嘘の公約」などとの指摘がネット上で相次いだのだ。

山本太郎・参議院議員が指摘しているほか、伊波洋一・参議院議員や、対立候補の「応援チーム」などのアカウントが拡散している。

実質負担は値下がりしていた

たしかに宜野湾市では、2017年度に小中学校の給食費を値上げしている。

小学生3900円が4300円に400円値上げされ、中学生4300が円が4900円になった。同市給食センターによると、「食材費の高騰」が原因だった。

ただ、これだけをもって佐喜真氏が公約を破ったとは言えない。

なぜなら、小学校に限ってみれば、宜野湾市立小に通う児童を対象にした給食費の助成制度が2013年度から始まっているからだ。

1年目は1900円が、2年目からは1950円の助成が始まり、実質半額となった。4300円に値上げされた2017年度以降は、2150円の助成がされている。

同センターによるとほぼ全世帯が受給しているといい、担当者はBuzzFeed Newsの取材に「保護者の観点からみると経済的負担軽減にはなっている」と語る。

段階的無償化を進める方針だったが、予算確保が難しい状況が続いており、半額助成に止まっているという。

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最終更新:2018/9/26(水) 12:05
BuzzFeed Japan

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