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ロベカル、ガリンシャに続き、Fリーグにやってきたウーゴ・サンチェスは、北九州でジーコになれるか?

9/28(金) 10:30配信

VICTORY

ロベルト・カルロスの参戦に沸いたFリーグに、新外国人選手の加入が相次いでいる。フウガドールすみだがFPガリンシャの獲得を発表した5日後には、Fリーグ・ディビジョン2のボルクバレット北九州が、FPウーゴ・サンチェスの加入を発表した。世界最高峰のスペイン1部リーグのクラブで、昨季までキャプテンとして活躍していた実力者は、なぜ日本の2部クラブ初の外国籍選手となることになったのか。(文=河合拓)

16歳で1部リーグデビューした名手ウーゴ・サンチェス

9月26日、Fリーグからリーグの選手登録に関するリリースが発表された。リリースで最も注目を集めたのは、バサジィ大分の日本代表FP仁部屋和弘が今シーズン初めてFリーグに選手登録されたことだろう。

そのリリースには、さらにFリーグ・ディビジョン2のポルセイド浜田にFP土屋良平が登録されたこと、そしてボルクバレット北九州に新外国籍選手が登録されたことが記されていた。その選手の名は、FPウーゴ・サンチェスという。Fリーグでは、21日にフウガドールすみだがFPガリンシャの加入を発表したばかり。少し年配のサッカーファンなら、「ガリンシャの次は、ウーゴ・サンチェスかい!」と突っ込みたくなるような展開だろう。

このメキシコの英雄と同じ名前の29歳は、スペイン人だ。ウーゴは6歳の時、2014年にフットサル日本代表が練習試合を行ったアスカル・ルーゴの下部組織でフットサルを始めた。スペインの子供の多くは、フットサルとサッカーを並行してプレーするが、彼がサッカーをプレーしたのは、小学生のころの1年だけだという。

20m×40mのピッチで戦術眼や技術を磨いた少年は、弱冠16歳のときにアスカル・ルーゴのトップチームに昇格する。このときチームを率いていたのが、今も「大きな影響を受けた指導者」という現フットサル日本代表のブルーノ・ガルシア監督だった。その後、ベニカルロ、サンタ・コロマ、C.D.ブレラとクラブを転々とし、2013年にサンティアゴ・フットサルに加入する。そこで2017/2018シーズンまでプレーしていたが、同シーズンにチームは2部降格が決まってしまう。

サンティアゴ・フットサルに加入2年目から4シーズンにわたってキャプテンを務めていたウーゴには、スペイン1部リーグの複数クラブからオファーが届いた。しかし、すでに14シーズンをスペイン1部リーグで戦ってきたスペイン人のバランサーは、新たな挑戦を欲していた。そんなときに連絡をとったのが、ボルクバレット北九州の監督を務める馬場源徳だった。

関係者の間で「日本フットサル界のビエルサ」とも称される馬場源徳は、朝から晩までフットサルのことばかり考えている、まさにフットサルの狂人だ。現在はF2の北九州で指揮を執っているが、6年に渡ってスペインのサンティアゴ・フットサルで仕事をし、庶務からトップチームのアシスタントコーチまで、あらゆる仕事をこなしてきた経験を持つ。当然、トップチームとの選手たちとも深く交流しており、このときにウーゴとも知り合っていた。

2人は馬場が日本に帰国してからも連絡を取り合い、互いに日本とスペインを行き来するなど交流を続けていた。そしてウーゴは北九州の監督となった馬場から日本のフットサルの話を聞くとともに、「1選手以上の意味を持つ、選手を獲得したい」という相談も受けていた。

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最終更新:9/28(金) 10:30
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