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学校外の勉強、高校生「しない」大幅増…出生児縦断調査

10/1(月) 12:15配信

リセマム

 文部科学省は平成30年(2018年)9月28日、平成13年出生児(高校1年生など)を対象とした「21世紀出生児縦断調査」の第16回調査(平成29年)の結果を公表した。学校外での勉強時間は、高校生になって減少し、「しない」割合が大幅に増えている。

学校外での勉強時間は、高校生になって減少

 「21世紀出生児縦断調査(平成13年出生児)」は、平成13年に出生した全国の子どものうち、1月10~17日、7月10~17日に出生した子どもを対象に厚生労働省が実施。実態や経年変化の状況を継続的に観察している。今回の第16回から文部科学省が引継ぎ、厚生労働省と共管で実施した。第16回調査における対象者の年齢は16歳(高校1年生など)。

 授業の予習・復習や受験勉強のため、家や塾など学校外で勉強する時間は、平日は「1時間未満」が29.3%ともっとも多く、ついで「1時間~2時間未満」27.7%。「しない」という回答も25.4%にのぼった。休日は「しない」が26.3%でもっとも多く、「1時間未満」23.1%、「1時間~2時間未満」21.4%と続いた。

 第13回調査(中学1年生)以降の変化をみると、第15回調査(中学3年生)では「3時間~4時間未満」以上の割合が大幅に増加したが、今回の第16回調査では「3時間~4時間未満」以上の割合が中学1~2年時並みに減少。「しない」という割合は、中学1~2年時より大幅に増加した。

 中学3年生のときの成績別に学校外での平日の勉強時間を分析すると、成績が上の層になるほど「しない」という割合は減る傾向にあった。

 一方、悩みや不安は「進路」がもっとも多く、男子27.8%、女子42.5%。ついで、「学校や塾の成績」は男子20.5%、女子31.9%だった。女子は、男子と比較して「自分の容姿」(17.4%)や「友達との関係(友達ができない・友達の輪に入れないなど)」(11.9%)の割合が高かった。

 将来の進路は、「大学卒業後に働くことを考えている」が最多で、男子52.4%、女子52.2%。進学を希望する分野は、男子が「理系学部・学科」43.7%、女子が「文系学部・学科」41.5%が4割以上を占めた。男子の「文系学部・学科」は32.1%、「まだ決めていない」は18.1%、女子の「理系学部・学科」は27.5%、「まだ決めていない」は17.2%だった。

《リセマム 奥山直美》

最終更新:10/1(月) 12:15
リセマム

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