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飯塚翔太 アフリカ遠征で感じた「走ること」の価値

10/1(月) 22:31配信

スポーツ報知

 陸上の16年リオ五輪男子400メートルリレー銀メダルの飯塚翔太(ミズノ)が1日、アフリカ遠征を終えて羽田空港に帰国した。

 エスワティニ(旧スワジランド)と南アフリカの2か国を訪問。南アフリカでは約1700メートルの高地でトレーニングして心肺機能を高め、エスワティニでは友人で同国短距離代表のシブシソと合同練習。両国では子供向けの陸上教室も開いた。飯塚がお手本に走ってみせると、どっと歓声が沸いた。「走る、というのは、どこでも通じる言葉なんだと感じた。どこに行っても、国境は関係なく、走ることで思いは十分伝わる」と実感した。

 発展途上国の2か国。リレー用のバトン16本に、記録測定用のストップウォッチも寄贈した。「こんなに喜んでもらえると思わなかった。走ることの可能性を見た気がする。僕が一番エネルギーをもらった」。エスワティニでは公共放送にも出演。日本との環境の違いや、子供の育成方法などを英語で語った。練習だけでなく、全てが刺激になる5泊7日の遠征だった。

 10年世界ジュニア選手権200メートルを制し、五輪はロンドン、リオの2大会連続出場。長らく日本短距離界のトップを引っ張ってきた。「自分の為だけに走ると、限界が来る。いつか、1人だけじゃ頑張りきれない時が来る」。そんな中で走るモチベーションを与えてくれるのが、競技外での様々な人との交流に他ならない。今回も陸上教室を開いた南アフリカの日本人学校の子供にリオ五輪の銀メダルを触ってもらい「東京五輪でメダルをとって、また見せにくるね」と約束した。応援し、期待してくれる全ての人の後押しを力に、飯塚は走り続ける。

最終更新:10/12(金) 4:09
スポーツ報知

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