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【増田明美の目】新谷仁美、人間力高まったプラスのブランク

10/6(土) 12:18配信

スポーツ報知

 2013年モスクワ世界陸上女子1万メートル5位の新谷(にいや)仁美(30)=ナイキTOKYO TC=が6月、約5年ぶりに現役復帰。7月には来年の日本選手権標準記録も突破するなど、2年後へ着々と準備を進めている。84年ロス五輪女子マラソン代表でスポーツジャーナリストの増田明美さん(54)が、新谷の可能性を探った。

 まるで“金継ぎ”のような華麗な復活ですね。割れた陶磁器をより美しく修復する日本の伝統技術。それを彷彿(ほうふつ)とさせる、強さと集中力です。新谷さん、お帰りなさい。

 復帰後も動画などで走りを見ましたが、変わっていませんね。5000メートル、1万メートルともに国際大会で自己記録を持つ選手は多くありません。天才的な集中力と、勝つために必要なことを淡々と行える実行力はずば抜けているでしょう。

 5年間をブランクと見る人もいるかもしれませんが、私は人間力が高まった、プラスの期間だと思います。過酷なアスリートの世界において、心のスタミナは最も重要な要素。競技から離れても、また立ち上がった精神力は半端じゃないです。東京の暑さも、強いハートで乗り切ってくれるでしょう。(84年ロス五輪代表、スポーツジャーナリスト)

最終更新:10/6(土) 20:12
スポーツ報知

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