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【特集】イノシシ撃退の新兵器「スーパーモンスターウルフ」まさかの弱点とは?

10/2(火) 13:51配信

MBSニュース

イノシシによる農作物の被害に悩まされている淡路島。2か月前に新たな対策が取られたということなのですが、どんな方法なのか、そして効果は出ているのでしょうか。

イノシシに頭を悩ます淡路市 対策に年間1億円

見渡す限り田んぼが広がる兵庫県淡路市生田畑地区。農家にとっては、ようやく実りの秋がきたと言いたいところなのですが…

「そりゃもう毎日どっかいとるはずやわ、どっか出よるはずや。なんであんなとこ通るんや思うとこばっかし通ってくんねん、あいつは!」(男性)

憎らしいあいつとは、毎度お馴染みのイノシシです。淡路島でも約20年前から被害に頭を悩ませています。

「このへんだけをぱあっと食べて。食べた後、かんで吐き出すんです。汁だけ吸って」(男性)

この時期、イノシシが好んで食べるのは収穫前の稲穂。しかも、おいしい穂先だけを上手に食べてしまいます。さらに…

「(イノシシが)暴れたあとですね。稲が転倒してますね。ここ見たら足跡がはっきり残ってます」(男性)

イノシシは食べに入った田んぼの稲を踏み倒してしまうため、収穫量が大幅に減ってしまうのです。淡路市は年間約1億円をかけて、捕獲用の檻を置いたり電気柵の設置を支援するなど、対策を講じてきました。しかし、被害は後を絶ちません。

「水田の周りに(柵を)張りめぐらせてイノシシが侵入しないようにしますが、草が生えてきますと接触し、電気が漏電して機能を発揮しなくなります。草がのびないように維持管理をして草刈りをしますが、なかなか高齢化もあることですから、農家にとっては非常に負担となっている状況です」(淡路市農林振興課 中西康彰さん)

秘密兵器“スーパーモンスターウルフ”

そこで、市が目を付けたのが…田んぼのそばで周囲を睨みつける“毛むくじゃらの物体”。

「淡路市が8月から導入しております、秘密兵器“スーパーモンスターウルフ”でございます」(中西康彰さん)

その名も「スーパーモンスターウルフ」。最新の技術を搭載したオオカミ型のロボットです。

「天敵であるオオカミの音(遠吠え)、それからイノシシの悲鳴、自然界に存在しないゲームの音とか威嚇の音なんかがランダムに発するようになってます」(中西康彰さん)

茶色の毛皮に覆われたリアルな外見。点滅するLEDライトと最大90デシベル、約1キロ先まで響く音でイノシシやシカなどを撃退するというのです。野生動物による農作物への被害を減らすため、北海道の金属加工会社が開発しました。

「北海道はですね、シカとかヒグマが大変多い場所でありまして、日常茶飯事で野生動物の被害がありまして。当時大学の先生のアドバイスで、野生動物の嫌がるものは何か聞いたときに、天敵であるオオカミというヒントに…」(開発した会社の担当者)

動物が慣れてしまわないよう、57種類もの音がランダムに流れる仕組みになっています。中にはこんな音も…

『おまえだけは許さない!』

「人間も天敵ですので、(人間の)声も入れて(イノシシが)逃げるようにすると」(中西康彰さん)

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最終更新:10/2(火) 13:51
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